児童相談所の研修

今日の屋上プール・・・ボランティアのママは、スキューバダイビングのプロの資格を持っています。(また、個人情報をブログに書いてすみません)本人は、「私は泳ぎが苦手」なんて謙遜していたのですが、プロになるには、泳法は自由ですが700メートル泳げないとなれません。とにかく、「プロ」と名前がつくのはカッコイイですね。

 

そして、ボランティアママは、水中メガネとシュノーケルを持ってきてくれました。こうなると、子どもたちは大興奮です。大人用サイズなのでブカブカですが、順番に水中メガネをつけて、水中を覗きます。ふだんゴーグルをつけている園児も、新鮮な体験をしたようです。

 

さて、今日は、午後に保育園を抜けて、さいたま市児童相談所が主催する研修に参加しました。少し長いタイトルですが、「保護者とつながるコミュニケーションスキル~子育て支援から児童虐待まで~」という内容です。

 

虐待については、様々なところで報道されていますが、5年前は、虐待の通報がおよそ66,000件でしたが、昨年度はおよそ122,000件と倍になっているそうです。報道では「児童相談所の職員の数が足りていない」とか「強制立ち入り検査の権限をもっと強くするべきだ」という声が取り上げられていますね。

 

本日の研修は、具体的に、児童相談所の職員がどのような活動を行っているかを学びます。児童相談所の任務を一言で表現すれば「子どもを守る」ことです。しかしながら、子どもには保護者がいますので、現実的には、保護者との対応が大きな仕事となるのです。

 

保護者と話をする時の「相手の心をつかむ手法」や、「こうしなさい!」というアドバイスをするのではなく、家族再統合は、家族自身で行わなければならないという考えで、対応するそうです。

 

具体的に「こうしなさい」ということは、たくさん言えるが、結局、保護者が自分で変えようとしないと継続できないそうです。

 

保育園ホワイトきゃんばすの6年間の歴史でも、児童相談所を巻き込んだ大きな出来事も経験しています。保護者対応については、もちろん1つの答えはありません。今日の研修を活かし、自らの経験を積むことで、「子どもたちの笑顔のために」を実践していくしかありません。