世界女子ソフトボール

今日は、感動の試合を見ることができました。

 

準決勝のカナダ戦で7回を完封勝利した、あの上野投手・・・決勝のアメリカ戦はダブルヘッダーとなり、なか3時間30分での先発登板となりました。女性の年齢を言うのは失礼ですが、36歳のレジェンドです。

 

今から10年前の北京オリンピックの感動を覚えていますか。まだ26歳だった上野投手は、2日間で3試合を投げました。決勝でアメリカを倒し、悲願の金メダルを獲得し、日本の女子ソフトボールの歴史に新たな1ページを刻みました。

 

この瞬間を私は、はっきりと覚えています。当時小学生だった長男と次女を連れて、北海道を旅していました。今では廃止となった夜行列車「はまなす号」で札幌から青森へ向かう、札幌駅でのテレビ中継を見入っていました。子どもたちは、自由席なので、客席で留守番です。

 

日本が金メダルを獲得して、やけにハイテンションで列車に戻った父を、子どもたちが冷静に見ていた記憶があります。興奮して、夜行列車では、まったく寝られませんでした。(笑)

 

そんな、昔話を思い出すような、今日の試合です。北京オリンピックを最後に、野球とソフトボールがオリンピック競技から外されてしまったのですが、今日の決勝戦に出場した上野投手も山田選手も、アメリカのアボット投手も北京オリンピック経験者です。

 

試合は、先行、逆転、同点、勝ち越し、最後はサヨナラ負けです。ソフトボールでは珍しい3時間を超える熱戦です。世界のエース上野投手をもってしても、彼女一人の力だけでは金メダルが取れないことが分かりました。

 

2年後の東京オリンピックで、野球とソフトボールが復活します。今日の決勝戦は、見ているファンとしても、悔しい結果となりましたが、選手たちのプレーに、心から「ありがとう」の試合です。

 

この試合を見た多くの人が、ソフトボールのファンになっくれると確信しました。