学校に行かないという選択

暑さと台風で、今までとは明らかに違う夏を経験しました。今までは、「電力ピークを抑えるために、冷房は28℃に設定しましょう」など、節約することを意識した取り組みが常でしたが、「エアコンを積極的に使ってください」と、冷房の使用を奨励する報道は初めてです。

 

今日から9月ですが、残暑は続き、台風もまた発生しています。今週は、夕方の記録的な雷雨にさいたま市も見まわれてしまい、保育園の運動会で使用する、西文ひろばもプールのようになってしまいました。白い砂がドロ土になっています。

 

さて、今日は、不登校の生徒と、不登校を克服した先輩たちが語り合うという設定のテレビ番組があり、引き込まれるように見入ってしまいました。

 

先生が黒板に立つスタイルの一斉授業がつまらない・・・かつての日本は、「みんな一緒でみんないい」と、お隣さんがカラーテレビを買えば、自分も・・・という時代から、「みんな違ってみんないい」という考えに変わってきました。お隣さんが〇〇をするのなら、私は△△をしよう・・・と考える若者にとって、学校に行ってもつまらないということになるのです。当然、いじめなどの人間関係の問題も大きな理由です。

 

不登校の生徒の意見は、罪悪感の意識がますます自分を苦しめると言います。

 

「お前が学校に行かないのは、○○家の恥だ!」と父親に罵られ・・・担任が、毎日電話をくれるのも苦痛でやめてほしい・・・ましてや、クラスの「早く学校に帰ってきて」という友だちの手紙などは、破り捨てたくなる・・・申し訳なく生きている自分が嫌になるけど、どうにもならないと。

 

そして、不登校を克服した先輩たち(親も含めて)は、学校以外の学びの場所に自分の在価値を見出すことに成功します。

 

不登校の子どもを持った親が中心の「親の会」は、我が子の対応に疲れる親への大きな力となったといいます。また、フリースクールやオルタナティブスクール(特色ある教育)やホームエデュケーション(家庭の中で興味を持ったことを学ぶ)に、「自分がやりたいこと」を見つけているのです。

 

しかし、不登校の生徒がもがき苦しんでいるのは「自分がやりたいこと」を見つけられず、罪悪感と向き合っているからです。

 

みなさんも、どう考えますか・・・これを読んでいる方の中には、我が子が不登校という方もいるかもしれません。簡単には、万能の特効薬などありませんね。

 

少し、不登校について考えてみませんか。つづきは明日・・・