大学も経営マインド

毎週金曜日の体操教室のコーチには、運動会の「組体操」のプログラムと指導をしてもらうことになり、今日も、いくつかのパターンを練習しました。体操教室の規定で、「ピラミッド」はNGとのことですので、組体操は、ピラミッドなしのプリグラムとなります。

 

さて、2018年問題という言葉を聞いたことがありますか。2018年は今年ですね。今年以降、ある現象が顕著に起こり、ある組織が倒産など、なくなっていくと言われています。

 

何だと思いますか?

 

2018年以降、18歳の人口減少が加速するそうです。当然、人口減で、多くの企業が倒産などの危機に陥ると考えられますが、一番影響を受けるのが、「大学」だそうです。

 

一昔前なら「とりあえず、大学には行っておかないと・・・」という学生と「大学までは行かせたい」という親が多数派でしたが、今は、やりたい事によって、選択肢は様々ですね。国立大学も、国からの補助金が減っていきます。安泰ではありません。

 

そこで、「大学は多様な財源を確保し、経営基盤を強化しないといけない」つまり、『運営』から『経営』へ転換が必要という考え方が出てきました。

 

私がすぐに思いついたのが、「近畿大学」です。2002年6月にマグロの完全養殖に成功し、「近大マグロ」というブランドを確立しました。マグロだけではありません。近大シマアジ、近大マダイ、近代ブリまで、養殖を拡大し、近大マグロが食べられる、飲食店も経営しているのです。

 

また、研究が中心の大学は、自ら成果を社会に示し、資金獲得につなげることが大切です。世界では、新しい技術は大学の変革なしには成しえないというのが、当たり前の考え方だそうです。

 

大学は、学問の場ですが、「経営」を学生たちと考えたり、学生を巻き込んでいくことも、社会に出たときに役に立つことを考えれば、これからの大学が進むべき道の一つと考えることができますね。

 

どちらにしろ、前年踏襲・・・考えがない大学は、淘汰されてしまうのでしょう。