肥満認識

今日の運動会の練習では、昨日レースを投げ出してしまった4歳女の子・・・今日は、最後まで走り抜けました。大きな成長です。

 

さて、西武ライオンズのおかわり君こと中村選手やホームラン王確実の山川選手は、「痩せる」という言葉は、自分の辞書にはないそうです。また、かつて、武藤選手・蝶野選手とともに、新日本プロレスをけん引した、故橋本選手は、3人の中では、あんこ型でしたが、一番嫌いな言葉は「ダイエット」でした。

 

角界では、しっかり食べて早く体を大きくしなさい(太りなさい)が、今でも常識です。

 

世界3大美女と言われた、楊貴妃もかなりのウエイトだったそうです。世界には、美人の女性は太っていることが条件というところもあります。

 

しかし・・・だがしかし・・・です。

 

日本の女子高生は違います。彼女たちの認識は、当然「痩せている」ことを美とする風潮が強く、外見では、スリムに見えるのに「私・・・もっと痩せないと・・・」なんていう会話が日常茶飯事です。

 

ここに驚くべき数字があります。

 

日本の女子高生は、体重50キロ未満の割合がおよそ45%で、世界でもトップクラスの低体重です。ちなみにアメリカは、身長差があるもののおよそ5%しかありません。

 

しかし、日本の女子高生は、半分の約50%が「自分は太っている」と思っています。逆にアメリカは、およそ20%の女子高生しか思っていません。つまり、日本の女子高生は、痩せているにもかかわらず、自分は肥満と思い込んでいる子が多いようです。

 

テレビをつければ、ライザップなどのCMなどで危機感をあおられ、テレビショッピングでも、ダイエット商品が多く紹介されています。ダイエットに関連する本も、常にベストセラーですね。

 

当たり前のことですが・・・女子高生に限らず、大人も子どもも無理な減食や欠食が体に良いわけはありません。保育園の子どもたちを見ていると、よく食べて「ぽっちゃり」は大歓迎です。痩せていると、逆に心配になります。

 

皆さんのまわりで、無理なダイエットをしている人がいたら、やめさせてくださいね・・・(笑)