親の期待に応える

昨日のイエナプランの勉強会での話です。小学校、中学、高校教員、塾の経営者、そしておやじ園長という顔ぶれです。今日の話は、さいたま市内の小学校で勤務する教員の話です。

 

「今までは、運動会は子どもたちの成長の場として、やりがいがある行事と考えてきたが、今年の運動会を終えて、やる意味があるのか・・・疑問に思うようになった」という話です。

 

私の中では、「運動会がない」ことなど考えたこともなかったのですが、親の期待と子どもたちの考えにギャップがあると言うのです。どうも、親の期待に応えることが目的になって、子どもたちが楽しんでいない実態があるとのこと。特に高学年の児童にその傾向が強いそうです。

 

今年のホワイトきゃんばすの運動会が、とても良かったのは、親の期待と子どもたちのがんばりが、きちんとシンクロしていることです。子どもたちは、パパママの前でカッコイイところを見せたいと練習に取り組み、練習の中では、「チームプレー」や「負けること」を経験して成長します。

 

運動会本番では、そんな子どもたちの姿に保護者も感動します。自分の子どもだけでなく、他の園児にもです。本番で負けて悔しがる我が子に「がんばったね!」と素直に声をかけることができるのです。

 

少人数の運動会ですので、寺子屋園児は、卒園児種目以外は、全種目に登場します。ハードですが、親にとっては、たまらなく嬉しいのです。

 

しかし、その小学校は1000人規模のマンモス校です。子どもたちの出番は少なく、我が子の種目が終わると、帰ってしまう親も多いとか・・・運動会を楽しくない、やりたくないという子どもたちの事を考えると・・・運動会の是非論につながるのです。

 

親が我が子に期待をするのは、自然なことです。しかし、小学校の高学年にもなれば、その期待に応えるというマインドは少なくなるのかもしれません。

 

ならば、足が遅くてかけっこでも勝てないけど、リレーで足を引っ張ってしまうけど、それでも、楽しく、自分の頑張りが認められる運動会になってもらいたいですね。

 

公立小学校の保護者対応は、本当に大変です。「どうして、こんなことを言うのか?!」ということが、私が想像する以上に多いようです。

 

運動会は、親の期待に応えることが1番の目標になる必要はありませんが、子どもたちの、「頑張る」「チームワーク」「負けてたまるか!」の非認知能力を高める、大切な機会にしたいものですね。