異年齢保育をアピール・・・

昨日のさいたま市の保育園実践報告会の担当園の一つは、3歳児から5歳児の3学年で異年齢保育を行っている保育園でした。16人が2クラスあるそうです。ホワイトきゃんばすで言えば、寺子屋クラスが2つあるというイメージです。

 

年間を通じて、1日30分ほど「課業」という、職員が計画的に作った活動プログラムを行っています。5、6月は動物・7月は植物・11、12月は仕事といった内容です。職員主導で行うことで、今まで子どもたちが関心のなかった分野や活動にも興味を持ったり、日常生活では気が付かなかった事柄とも接点を持つことができるという内容でした。

 

活動自体は、とても有意義な内容で、画像で見る子どもたちの表情も、笑顔で生き生きとしていました。ただ一つ、異年齢保育での子どもたち同士の影響力や学び合いの内容についての報告がなかったのが、残念でした。

 

「せっかく異年齢保育を行っているのに・・・他の保育園ではできない点をアピールしてよ~もったいない!」というのが、私の心の中の叫びです。

 

今日が、第5回の実践報告会でしたが、毎回150名以上の保育関係者が出席します。現場で子どもたちと直接かかわる保育士がほとんどですが、この中で、どれくらいの人が「異年齢保育」に関心を持っているか・・・もっと言えば、ちゃんと知っているのか?の疑問が、私の中で膨らんできたのです。

 

「よし!異年齢保育を行っているこの保育園のフォローをしよう」と質問者として、しゃしゃり出ることにしました。(笑)

 

「本日は、有意義な発表ありがとうございます。〇〇保育園は、異年齢保育を行っているとのことですが、ここ数年、日本でも異年齢保育が注目されるようになり、保育園だけでなく幼稚園でも異年齢保育を取り入れる園が増えています。○○保育園での異年齢保育の取り組みの中で、具体的に、異年齢の子どもたちの『学び合い』や『成長の姿』の事例を教えていただけますか?」

 

たいがい質問を受ける園は、「答えにくい内容だったら嫌だな~」と思いながら質問を待っているのですが、私の質問に、発表をした職員が「いくらでもネタはあるよ~」とニタっと微笑んでマイクを取りました。

 

そして、年少園児が年中や年長に憧れ、影響を受けて学び合う具体例を熱く語ってくれました。まるで、会場のメンバーに「異年齢保育は、こんなに凄いんだぞ!」と言わんばかりです。

 

「お答えいただき、ありがとうございました。年長園児が年下の園児に教えることも、とても高いスキルが必要になりますね。最近は、保育園を選ぶ保護者の中にも、異年齢保育を意識する人が多くなりました。当り前のことですが、子どもたちが大人になり、社会に出れば、そこには同年齢の組織やチームはありません。全て異年齢です。大切な幼児期に異年齢の環境で過ごすことは、とても理にかなっていることですね。○○保育園のお話が伺えてとても良かったです」

 

と、質問者の話が長くなってしまいましたが、本日集まったざっと150人の保育士たちに、「異年齢保育」を少しでも理解してもらえば、作戦成功です!