今年の就活を考える

昨日は、年長園児のほとんどが、夕食を食べたらすぐに寝てしまったようです。お昼寝なしの勉強タイムが原因ですが、あと3カ月で、少しずつ小学校生活に体を慣らす必要があります。小学校には、お昼寝タイムはありません。朝の通学班も7時台には集合ですので、起床も6時台ですね。

 

さて、内閣府が昨年8月に公表した経済財政白書では、AIなどの導入が進んだ場合、一般事務や総務・人事など、定型的な作業が多いとされる職業で雇用が減ると予想され、高度なコミュニケーション能力が求められる営業職や技術系専門職は雇用増が見込まれ、「新技術に代替されにくい技能を持った人材を育てることが急務だ」としています。

 

この内容は、別に驚くことでもなく、テレビの情報番組で名立たるコメンテーターが、口をそろえて言っていることです。

 

では、就職活動として、「AIに取って代わられない仕事を見つけよう」と考える若者も多いかもしれませんが、必ずしも、楽しい仕事にはつながるとは限りません。

 

私の30年以上前の就活でも、「安定しているから公務員希望」という連中がいました。官僚を目指し、必死に勉強するのならまだいいのでしょうが、具体的な目的もなしに「とにかく公務員」となると、いかがなものかと・・・思っていました。

 

人生経験を積んだ大人になればなるほど、「人生に遅すぎることはない」という言葉に説得力を感じるのです。高校、大学の新卒での就職活動が、仮に思い通りにいかなくても、長い人生では、そんなに大きな問題ではない・・・ということを実感しているからです。

 

有名な話ですが、カーネル・サンダースが、ケンタッキー・フライド・チキンを開業したのは、65歳の時です。日本なら、日清食品の創業者の安藤氏は、自ら発案したカップヌードルを発売したのは、61歳の時です。

 

就職活動は人生のほんの一瞬に過ぎず、勝負は就職してから・・・または、自分がやりたい仕事が見つかってから・・・と言えるのかもしれませんね。

 

これからの時代は、1つの会社だけでなく、兼業や副業が当たり前になっているでしょうし、誰もが口をそろえて、「AIで今の仕事の4割が消滅する」と言いますが、現代にはない「新しい仕事」が必ずできています。

 

楽しい人生には、やりがいのある仕事は、とても重要になってきます。でも、肩の力を抜いて、「人生は長いぞ~じっくり行こう!」と思って、若者には、今年の就活に挑戦してもらいたいですね。