生涯現役

今日は成人の日ですね。とっくに成人式を終えた大人たちも、今日だけは「自分が20歳の時は・・・」と過去を思い出します。最近では、2回目の成人式(40歳)を祝う自治体が出てきたりと、これからの時代は、人生100年時代と言われるように、マイナス10歳・20歳で考えないといけないかもしれません。

 

昭和39年、1回目の東京オリンピックの時の、日本人の平均寿命は70歳でした。それが、今では、男性が81歳、女性は87歳です。あのプロスキーヤーの三浦雄一郎さんは、アンデス山脈で南米最高峰、標高6961メートルのアコンカグア登頂を目指して「86歳の挑戦」に挑んでいます。サッカーのキングカズこと三浦知良選手は、今年52歳となりますが、現役として契約を更新しました。

 

昨日、呑み鉄を楽しんだおやじたちとは、「あと20年以上は旅をしよう」と70歳を超えても元気であるのが当たり前と、気持ちを駆り立てています。(笑)

 

現在、多くの企業が、65歳まで働ける環境を整えていますが、「高齢者と呼ばれ、支えられる側は、何歳からか?」という質問を内閣府は、60歳以上の人に2013年に行ったそうです。6年前の古いデータでも、65歳と答えた人は、1割にも満たなかったそうです。

 

少子高齢化という現実もありますが、体力、気力も昔よりも「10歳は若返っている」という人が多く、65歳以上で働く人が増えています。平成元年では、18人に1人だったのが、平成29年では、8人に1人です。2.4倍に増えているそうです。

 

現在65歳で活躍中の有名人をあげると、元プロ野球選手の中畑清さん、歌手の研ナオコさん、作家の阿川佐和子さん、元ソフトボール日本代表監督宇津木妙子さんら、そうそうたるメンバーですね。「えっ・・・65歳には見えない・・・」という感じです。

 

ファミリーレストラン「ガスト」を展開するすかいらーくグループは、今年、働ける年齢の上限を「70歳」から一気に「75歳」まで延長したそうです。「シニアは社会経験も豊富で、安心して仕事を頼める」と65歳以上のスタッフが3人いる店の店長が言います。

 

「これから社会に出る孫たちの前で、一生懸命働き、お小遣いもあげられる、ちょっとかっこいい『ばあば』でいたいのよ」と67歳のファミレス店員が語ります。

 

どうですか・・・今年成人となる若者たちの時代には、75歳まで、楽しく元気にやりがいをもって働くのが当たり前になっているかもしれませんね。私たち大人は、次世代を担う子どもたちを育てながらも、私たち自身が、年を重ねても、元気にかっこよく仕事ができるようにしていきたいものですね。

 

今日は、成人式ですが、65歳70歳75歳を過ぎた・・・自分のビジョンを少し考えるのもいいかもしれませんね。