無人島での自然体験生活

今日は、冷たい雨になりました。屋上遊びができなくても、室内での大ゲーム大会を楽しむ子どもたちです。そして、運命のイス取りゲームでは、先回同様に、年長女子2名と年中男子1名の3人が残りました。そして、先回同様に年中男子が脱落し大粒の涙を流します。そして、優勝は、先回準優勝に終わった年長女子がリベンジを果たします。

 

たかがイス取りゲームと思うかもしれませんが、先回から継続するドラマに、主任の先生も涙を流します。よく頑張りました!

 

さて、春が近づいていますが、今日は、一気に夏の話です。福井県小浜市では、夏に「若狭湾海の自然学校」という7泊8日の事業を行っています。

 

小学5年から中学2年の子どもたち16人がシーカヤックで、陸上からの立入りが困難な場所にある無人浜へ移動し、そこで「食べる・寝る・遊ぶ」を自分たちの力で行うそうです。ワクワクしてきますね。(笑)

 

前半は、野外炊事の仕方やテントの張り方、また、安全に海で遊ぶ方法などを身につけます。中盤以降は、子どもたち自身で、それらを実践するというプログラムです。

 

ひたすら海に入り魚を釣る子、岩から海に飛び込む子、食事の準備を楽しむ子など、子どもたちの野生のスイッチはオンのままだそうです。16人が1つのチームとして機能するようになり、自分自身や仲間に対する発見や各自の自然観が確立されていきます。

 

この取組みは、「自然に人間が行動を合わせる」という大きな考えがあるそうです。これは、「仕方ないことは素直に受け入れ、その範囲の中でできることに精一杯取り組む」という意味です。

 

これは、子どもたちだけでなく、大人も大切にしなければならない考えですね。無人浜での生活と言うと、サバイバル体験を楽しむかのように思うかもしれませんが、実は、自分で考えて生きることを学ぶ大切な経験になるのです。

 

子どもたちに、体験させたいですね。