納豆集団

今年は、3月3日のひな祭りは日曜日ですので、本日「ひな祭り給食」を楽しみました。ちらし寿司をメインにした内容でしたが、子どもたちにお手伝いをしてもらいました。

 

ちらし寿司のトッピングに、チーズとハムの型抜きをします。ハートや星、ひし形など数種類の型を子どもたちが自由にチョイスします。料理の手伝いが、いつの間にか、工作の時間になったようで、夢中になる子どもたちです。

 

自分たちで手を加えたものは、おかわりラッシュになります。不思議なものです。(笑)

 

さて、組織や集団を例える場合、「豆腐集団」と「納豆集団」が使われることがあります。

 

「豆腐集団」は、一粒一粒すりつぶされた画一集団です。全てが、同じ方を向き、やり方までもが同じです。金太郎飴のようですね。トップダウンが強い組織によく見られる傾向ですが、今の時代には、なかなかそぐわないですね。こんな組織で仕事をするのなら、私は三日と持たないでしょうね。(笑)

 

学校や保育園は、当然、「納豆集団」でなくてはいけません。納豆の一粒一粒は、大きさも形も微妙に違い、一粒一粒が生きています。箸でまぜると、次第に糸を引きあう関係が形成されていきます。

 

それぞれ違うし、それぞれの得意分野に、他のものが影響されて、まるで納豆が糸を引きあうように、美味しくなっていくのです。保育園の子どもたちを見ていると、それがよくわかります。

 

豆腐集団になっている園は、全員が画一された遊びをルール通りに楽しむことが、すばらしいことだと、先生たちは、過去の慣習から思ってしまいがちです。一人だけ、前例のない行動を起こせば、豆腐が崩れてしまうのです。

 

納豆集団の大切さは、大人の組織でも同じです。個のよさが、みんなの中で光り輝くような組織であれば、仕事へのモチベーションが上がり、やりがいを感じることができますね。

 

どうですか・・・あなたの会社やまわりの集団は、「納豆集団」ですか?

 

納豆集団という言葉は、とても分かりやすく親しみやすい言葉ですので、「納豆集団をめざそう!」をスローガンにするのがいいのかもしれませんね。