道に迷うことは道を知ること

年長園児のお昼の勉強タイム・・・園長が担当する時は、屋上でテニスやバスケットボール、ボール投げをする「体育」か、自然観察の「理科」です。今日は、じっくりと屋上の春を見つけました。

 

「タネツケバナ」という白くて小さい花を見つけました。稲の苗を植える時に、種を水に漬けて発芽させ、田植えの準備をするのですが、この時期に田で花を咲かせるのが、名前の由来です。4月から6月の野草です。

 

こうして、今年は四季を通じて、いくつの野草を見つけることができるか・・・今から楽しみです。今までは、もったいないことに、雑草としてスルーしていたのです。

 

さて、今日は素敵な言葉に出会いました。

「道に迷うことは道を知ること」・・・どうですか、その通り!と思いませんか。

 

子どもが「はじめてのおつかい」で、道に迷うことがしばしばありますが、こうして、強くたくましい子に成長していくのです。

 

子どもたちが大人になるまで、また、大人になった私たちさえも、「道に迷い」出口がなかなか見いだせないような経験をたくさんしていますね。そのたびに、学び、新しい道を知ることになるのです。

 

「道に迷う」ことは、「失敗を経験すること」とも言えますね。ほとんどの人は、成功体験よりも失敗体験の方が多いと思いますが(笑)・・・失敗があるからこそ、今の自分があると考えれば、「道に迷うこと」も「失敗すること」も、決して怖いことではありません。

 

親としては、我が子が、失敗もなく、道に迷わないように願ってしまいますが、これからは、「どんどん冒険しなさい!」「失敗してもいいからチャレンジしなさい!」と、どーんと大きく構えたいですね。