鼻呼吸が大事

今まで、ただの雑草として、花の名前もほとんど覚えることなく、見過ごしていた屋上の野草も、2月末から観察を始めて、すでに20種類以上の野草の花を見つけることができました。子どもたちと一緒に、花の名前もたくさん覚えました。

 

フラワーショップで売っている花の名前を覚えるのもいいですが、道ばたの野草の花の名前が言えるのは、なかなかカッコイイですね。先日、見学に来た保護者に、屋上の野草の名前を、すらすらと言うと、「どうして知っているの?」という顔をされました。少し、優越感です。(笑)

 

さて、そんな気分のいい屋上で、大きく深呼吸をする想像をしてください。あなたは、鼻から息を吸いましたか?それとも、口から息を吸いましたか?

 

実は、動物は生まれた時に、みんな鼻から呼吸をするそうです。そして、ほ乳類で口呼吸ができるのは人間だけだそうです。しかし、人間も生まれた時は鼻だけで呼吸をしていて、6~8歳ぐらいになると、外からの菌を防ぐ役割を持つ扁桃(へんとう)が膨らみ、鼻だけでは呼吸が苦しくなり、口で補うことを覚えていくそうです。

 

呼吸は外からの菌を防ぐ役割を持っているので、鼻で行う方が良く、口呼吸ばかりだと、直接、口から菌が入ってしまい、風邪やインフルエンザなどさまざまな病気になりやすいとされています。

 

でも、日本人の8割が口呼吸をしているという統計が出ているそうです。私も、呼吸の際は、鼻か口かほとんど意識をしませんが、口呼吸がほとんどです。

 

口呼吸になってしまうのは、口のまわりの舌の筋肉が足りないからだそうです。そこで「あいうべ体操」が効果的です。

 

「あいうべ体操」のやり方は、「あ~」「い~」「う~」「べ~」と大きな口を開いて発声します。最後の「べ~」では、口から思いっきり舌を出します。この「あいうべ体操」を1日30セットすると、口の中の舌の位置が変わってきて、鼻呼吸がしやすくなるそうです。

 

どうですか?30回もできますかね~・・・でも、鼻呼吸が大事なのです。