ランドセル商戦 スタート

屋上を飛ぶ黒い虫・・・ヘリコプターのようにブルブル言わせながら上下左右と、不規則に飛んでいます。そうです・・・春の屋上の名物「クマバチ」です。まさに、熊をハチにしたようなグロテスクな風貌をしています。
慣れた子どもたちは、怖がることなく、クマバチを捕まえようとしています。「えっ刺されないの?」と思うでしょうが、屋上を飛んでいるクマバチはすべてオスです。刺すことはありません。そして、見た目とは大違いで、おとなしい性格なのです。
新人園児たちは、ビビッていますが、「大丈夫だよ~」と先輩たちが教えてくれるので、泣く子はいません。
今日も、暑いくらいの屋上で、土の中の幼虫、てんとう虫、チョウたちを楽しむ子どもたちです。
さて、来春小学校に入学する子ども向けのランドセル商戦が本格化しているそうです。すでに、髙島屋やイトーヨーカ堂は、3月中に専用売り場を開設したとのこと。10月の消費増税を控え、例年よりもさらに購入時期が早まると見込まれています。
かつては、入学の前年秋が商戦のピークだったそうですが、ここ数年は、ゴールデンウイーク前後から検討を始め、夏までに購入するケースが増えています。ランドセルが一番売れるのは、今では8月です。お盆休みに、おじいちゃんおばあちゃんに買ってもらうというパターンですね。ランドセルの購入代金は、祖父母が支払うケースが6割を超えているというデータもあるそうです。
来年度から、小学校ではプログラミング教育がスタートすることから、タブレット端末などの電子機器を安心して収納できるように、ランドセルの内側にクッションを付けたタイプが、今年のトレンドだそうです。
私が、小学生の頃は、男児は「黒」、女児は「赤」以外の選択肢は皆無でしたが、2018年度入学の児童では、男児は、黒67%・紺15.2%・青7.8%ですが、女児は、ピンク24.7%・赤20.6%・紫、薄紫18%と多様化が進んでいます。
そして、平均価格は、10年前の1.5倍で、5万1300円だそうです。6年間使うことを考えると、それだけの価値があるのでしょう。
子どもの意見を尊重する・・・色のはやりは毎年変動するので、黒か赤に決めている・・・機能を重視したい・・・かっこいいデザインがいいなぁ~・・・などなど、選び方は色々でしょうが、安い買い物ではないので、慎重に選びたいものですね。