「遊び」の重要性

昨年2018年度は、保育所保育指針、幼稚園教育要領が改訂されるだけでなく、小学校学習指導要領も改訂されました。(プログラミングなど教科書作成のために全面改定は2020年度)

 

今回の改定は、とても大きな意味があるのですが、1つは、保育園や幼稚園と小学校の接続が重視されている点です。「幼児期の終わりまでに育って欲しい10の姿」は、幼児期だけのものではなく、小学校でも育ちと学びをつなぐバトンであることが示されています。

 

そして、もう一つ大きな点は、小学校学習指導要領に、初めて「遊び」という言葉が入ったのです。総則の文章です。

 

「特に、小学校入学当初においては、幼児期において自発的な活動としての『遊び』を通して育まれてきたことが、各教科等における学習に円滑に接続されるよう・・・」と、明記されています。

 

幼児教育で、「遊び」に集中することは、とても大切なことと言われていますが、ここでいう遊びとは、「自発的な活動としての遊び」です。簡単に言えば、大人が「○○遊び」などと名付けて子どもたちにさせるようなものではなく、「これやろうよー」「こうするのはどう?」と子どもたちから発信される遊びです。

 

こんな遊びを幼児期に行った子どもは、小学生になり、大人に成長していく中で、「自分のしたい」を見つけることができ、主張できる人へ育っていくのです。

 

ホワイトきゃんばすでの屋上遊びは、まさに、子どもたちが「自分で考えた」遊びだらけです。今日も、クマバチを捕まえ、その捕まえたクマバチをどうするのか・・・子どもたちで考えていました。悩んだようですが、「お空に逃がす」が子どもたちの結論です。

 

私たち大人は、子どもと遊ぶ時には、それが「子ども発」になっているかどうか・・・考えないといけませんね。