子どもの自立は、親の自立でもある

今日は体操教室でしたが、新人寺子屋さんは、1カ月の経験を積みました。エアートランポリンを飛び跳ねて、とび箱、鉄棒など、多くのチャレンジがありましたが、まずは、楽しく体を動かす習慣ができて、ホッとしています。

 

さて、今日はある医者の話です。親にとっては、少し耳が痛い話です。抜粋して紹介します。

 

「多くの親たちは、3歳4歳になっても子どもを抱いています。そのようにされている子どもたちの未来の問題は、残念ながら予防できません」

 

「通常の日本人の感覚では、障がいがあれば、かわいそうな子どもとして、何もさせずに全部周りがしてしまいます。しかし、1歳を過ぎると、自分でやらなかった子どもは、本当に障がいがあろうがなかろうが、できなくなってしまうのです。親の言う通りにしないと叱られるが、自分が泣けば親が全部やってくれるというパターンを学習してしまうのです」

 

「親が育てると社会性が身に着きにくく、自立も遅いです。社会が育てれば、この問題は最小限ですみます。集団生活の最初は、できるだけ1歳前までに始めたいものです」

 

「子どもが歩き始めれば、親はできることを楽しみ、危険な場合だけ抱くという習慣を作ることです。赤ちゃんの教育は子どもの教育ではなく、親自身の教育なのです。よく5歳くらいになると「いうことを聞かない」と親が嘆くのですが、この問題は自立させてあげたかどうかが大きく関係しているのです」

 

「人見知りを作り上げると成長が数年は遅れます。多くの人に早期から会い、その時間を多くすることで、子どもはとても伸びます」

 

結論としては、子どもの成長で、必要な親の方向性は、自立と社会性です。成長に合わせてできることを増やす。昨日の自分よりも今日の自分が成長することが親子の成長です。子どもだけよくなるということはないのです。

 

久々に宣伝しますが(笑)・・・私の本「一杯のチョコレートから子どもたちの笑顔へ」は、子育ての本でありながら、「親育ち」を促す内容になっています。初めて子どもを持つ親の年齢が、20代、30代、40代であろうが、人生100年時代で考えれば、まだ半分以下ですね。親も「親育ち」の途中です。

 

子どもの自立は、親の自立でもあるという考えは、誰もが納得する内容です。