小学校での英語の時間

今日の屋上遊びでは、羽化したばかりのてんとう虫を観察することができました。まだ羽が黄色で、このてんとう虫がナナホシかフタツボシかはわかりませんが、子どもたちは、集中した顔をしています。(笑)

 

さて、2020年度からは、小学校5年・6年の英語が教科化されます。すでに、小学校で「外国語活動」は行われているので、どうなるの?といったところでしょうか。今年度は、移行期間として、最低年50コマが、歌などを通じて英語に親しむ時間になっています。

 

これが、2020年度からは、年間70コマとなり、教科書が使われるようになります。

 

私のような昭和世代は、中学校に入って、初めて英語の授業が始まり、会話よりも、文法が中心だったような記憶があります。英会話が苦手な教員がほとんどでした。

 

新しい指導要領では単に英語を学ぶだけでなく、文化への理解やコミュニケーションを図る育成も目標に掲げています。よって、各教科書も様々な工夫がなされているようです。

 

登場するキャラクターに外国人のクラスメートや転校生を登場させ、現実に英語を使う場面が多くなることを伝えようとしたり・・・

 

「目と目を合わせて」「相手の言葉に反応しながら」など、コミュニケーションを取るうえで大切な点を紹介したり・・・

 

「あいづちを打てば、話もはずみますね」として「Wow!(わあっ~)」「Really?(そうなんですか?)」といった表現を学べるようにしたり・・・

 

「I want  to  go  to~(~に行きたい)」という表現を学ぶ小学5年生に、「行きたい都道府県について話す」活動を設定したり、児童が旅行をした経験で盛り上がれるようにと、各地の名所や名物などを記した地図を掲載したり・・・

 

「I  ate~(~を食べた)」という過去形の表現を学ぶ小学6年生には、「milk(牛乳)」「bread(パン)」などの食品を家庭科で使う栄養素ごとにグループ分けをする活動を盛り込んだり・・・

 

こんな感じです。東京オリンピックで、外国人が多く日本を訪れるので、子どもたちにとっては、いいタイミングになればいいですね。

 

親が気をつけなくてはいけないことは、「英会話教室に通わせなければ・・」なんて、あせらないことです。子どもが、楽しく英語に取り組んでいるのか・・・まずは、そこをじっくりと見ることですね。