永平寺

今日は朝から大粒の雨が降っていました。こんな天気でも、自転車をこいで雨合羽で登園するママには頭が下がります。

 

そして、今日は久しぶりに教室内で、大ゲーム大会で体を動かしました。異年齢で2つのチームに分かれてます。大きい園児が小さい園児を助けながら・・・が理想ですが、必ずしもそうはいきません。(笑)チームのために声を出して応援する園児もいれば、マイペースで人の話を聞いていない園児も・・・まぁ~こうして、チームプレーを行うことで、子どもたちの成長も見えてくるのです。 

 

さて、福井県にある「永平寺」をご存知ですか。750年の歴史がある古いお寺です。たくさんの大きな木々に囲まれ、70以上の建物が静かにたたずんでいます。私も一度訪れたことがあります。若い僧侶が、凄いスピードで雑巾がけをしている記憶が残っています。

 

ここは、全国から集まった「雲水」という修行僧が、厳しい修行を積んでいる寺です。修行僧たちは、朝は3時半に起き、顔を洗います。それは、汚れているからでなく、自分の心も身体も清めるためだそうです。

 

食事は、自分たちで作ります。それを頂く時には、感謝の心で何度もお辞儀をします。そして、黙ってきれいに掃除をして、座禅を組んで・・・そんな修行を毎日毎日、3年間も続けるのです。

 

永平寺には、こんな言葉が書いてあります。

 

「はきものをそろえる。はきものをそろえると心もそろう。心がそろうと、はきものもそろう。脱ぐときにそろえておくと、はくときに心が乱れない。だれかが乱しておいたら、黙ってそろえてあげよう。そうすればきっと、世界中の人の心もそろうでしょう」

 

どうですか・・・ふだん玄関で無造作に靴を脱ぐ私には、心に刺さる言葉です。(笑)

 

日常、当たり前に行っていることには、ちゃんとした「意味」があるのです。昨年、母の葬儀で高野山で3年間修行をした僧侶と話をしました。厳しい修行ゆえ、途中で逃げ出す人が多いようです。もちろん、私たち一般の大人はこんな修行はできませんが、子どもたちに、靴をそろえる意味は伝えることはできそうですね。