島留学

今日の園長の課外授業は、「ザリガニ採集」です。小学生と年長園児7人を連れて、伊佐沼へGO!です。先週、カメの捕獲に失敗したので、まずはそのリベンジで、子どもたちとカニかごの仕掛けを川の中に・・・エサに使う煮干しを「食べたい!」と子どもたちは、煮干しを「おいしい~」と食べています。今どき、煮干しを食べる子どもなど、とても絵になります。(笑)

 

さて、ザリガニは、まだベビーサイズですがバケツ一杯とりました。そして、カニかごのヒモを引く子どもたち・・・カメは入っているかな?残念!今回もかごの中は空でした。

 

さて、「島留学」として、全国から生徒を募集している島根県・隠岐諸島の県立隠岐島前(どうぜん)高校を舞台にした映画「僕に、会いたかった」が全国で上映されています。

 

離島にある同高校への「留学生」として都会から来た生徒たちの成長や、地元の大人たちとの交流などが丁寧に描かれています。

 

日本の地方の共通の問題である、人口減少&過疎化で、「島前高校」は、地域外の生徒を積極的に受け入れる「島留学」を始めました。地域住民が「島親」として生徒たちを見守ります。

 

全校生徒は、2010年度の95人から今年度は155人にまで増えたそうです。豊かな自然環境の中、地域課題の解決に取り組む教育が、全国的に注目されています。

 

「島に来た子どもたちは前向きで明るくて、自分の言葉で話せる。みんな自分で選んで来ているし、島の大人たちも本気で向かい合っている」という姿になっています。

 

地元の生徒と島留学の生徒と、今までの生活環境が違う中で様々な葛藤を経験します。高校生が、やがて大人になっていく中で、貴重な経験をするのです。島留学をした子どもたちは、島に残って生活をする者もいれば、自分の故郷に帰って、大きくなった自分を活かすこともあるでしょう。

 

大人になれば誰もが思うのですが、長い人生・・様々な経験をすることが大切だと・・大自然の中、親元を離れた高校生活は、子どもたちにとって、かけがいのない経験であることは間違いありません。