メロンはいかがですか?

サマーキャンプに行った子どもたちの連絡ノートには、保護者からのたくさんのメッセージをいただきました。たった1泊だけ親元を離れただけなのに、「我が子の成長を感じた!」というコメントです。うれしいですね。

 

一人でシャンプーができなかった男の子が、おうちの風呂で、当たり前のように髪を流す姿に感動・・・ほんの些細なことかもしれませんが、子どもたちにとっては、できたことを少しずつ積み上げて成長していくのです。子どもたちは、「川遊びが楽しかった・・」「花火がきれいだった・・・」「紙すき楽しかった・・・」など、たくさんの思い出ができましたが、5歳の男の子が「みんなと一緒だったのがうれしかった」と、仲間と過ごす時間を大切に感じてくれました。感動しますね。

 

さて、今週末の土曜日は、保育園の夏まつりです。

 

「カレーライス」「かき氷」「ゲーム」と3つのお店屋さんを担当する、年長年中園児は「いらっしゃいませ!○○屋さんです。おいしい○○はいかがですか?」の練習です。子どもたちが自分で考えたセールストークが、本番ではポンポン出てくると楽しいですね。

 

埼玉県羽生市にある、特別支援学校「羽生ふじ高等学園」では、農業技術の生徒たちが栽培したメロンを熊谷市にある「八木橋百貨店」で、販売したそうです。メロンが1個1000円で、用意された100個のメロンは、30分で完売です。

 

これは、職業訓練を目的とした活動で、10年以上続いているとのこと。2月にはトマトの販売も行っています。まさに、特別支援学校の生徒たちが、照れながらも「いらっしゃいませ!おいしいメロンはいかがですか?」と声出しをしているのです。

 

農業と販売を通じて、生徒たちはやりがいや達成感を感じ、仕事に必要な能力を養っていくといいます。保育園の子どもたちにも、夏まつりのお店屋さんでの経験から、たくさんの事を感じ、学んで欲しいですね。