「子どもを認める」具体的には・・・

今日は、屋上でプール遊びをしていると、さいたま市の職員が、プールの抜き打ち調査にやってきました。お昼寝中の抜き打ちチェックは毎年あります。乳児の突然死は睡眠中が断トツで多いからです。

 

今回、初めてのプール調査でした。やはり、先日豊島園で起きた死亡事故を受けて、行政も優先的にプールチェックに走りまわっているそうです。指摘事項や問題はありませんでしたが、「プールボランティア」の保護者が、子どもたちと遊んでいる姿を見て、「さいたま市の保育園で、プールボランティアで保護者がプール遊びに関わっているのは、ホワイトきゃんばすだけですよ。いいですね~」とコメントをいただきました。

 

今年で、2年目の取組みですが、ボランティアの保護者は、子どもたちの標的になり、ずぶ濡れになってしまうのですが、我が子以外との交流に満足し、大いに楽しんでもらっています。ありがたいですね。

 

さて、最近の子育てで「褒める子育て」以上に、注目をされているのが「認める子育て」です。しかし、「認める子育って?」と漠然としているので、今日は具体的な例を1つ挙げます。

 

おもちゃ屋さんの前で、駄々をこねる子どもがいたとします。ここで、「いいから来なさい!」は押し付ける事で、「なんでいつもそうなの!」は責める事となって、子どもは泣き叫び、ママのイライラが増すばかりですね。

 

そこで「そんなに欲しいのね」と言い分を一旦聞く。これが「認める」です。もちろん、買うかどうかは別の話です。子どもは、おもちゃが欲しいという自分の気持ちを一度受け止めてもらうことで「自分はおもちゃを欲しがってもいい。そんな自分がここにいてもいいんだ」と安心できるのです。

 

おもちゃやお菓子をねだる我が子を前にすると、親としてはすぐに「いい・悪い」の判断をしてしまいがちですが、数秒でも子どもの言い分や存在を認めることで、その安心感が「自分なりに考えて動いていい」という、子どもなりの自己肯定感につながるのです。

 

親だけではないですね。人に認められることで、自己肯定感が育つ・・・こんな考え方も、これからの子育てには、有効な事ですね。