新聞活用で語彙が豊かに

9月上旬まで残暑があるとの予報で、本日迄プールを延長したものの、結局月曜日しかプールはできず、今シーズンのプール遊びは、事故もなく無事に終了しました。ボランティアのママパパには、子どもたちの水鉄砲攻撃に、びしょ濡れになっていただき、ありがとうございました。

 

今日は、屋上ファームのとうもろこしの初収穫です。子どもたちがとうもろこしの皮をむくのですが、中から虫が出てきました。「キャー!」と逃げるのかと思いきや、蛾の幼虫を手のひらにのせる子どもたちです。さすが、屋上遊びで鍛えられただけあって、虫は友達です。

 

とうもろこしは、収穫したばかりをすぐに茹でました。そしてバクバク食べます。甘くて、最高に美味しい!と、子どもたちはみんな笑顔です。とても、贅沢な時間です。

 

まだ、とうもろこしはたくさん収穫できるので、午後のおやつのお楽しみです。

 

さて、小学生向きに小学生新聞や中学生対象に中学生新聞などがありますが、ふだんから新聞に目を通す習慣がある子どもは、自然と語彙力が高くなっていきます。現在起きている世の中の動きも自然と頭に入ってきますね。

 

小学校で来年度から実施される、新学習指導要領の国語では、語彙指導の充実や、新聞やインターネットなど多様な媒体から必要な情報を取り出して整理する力の育成が重視されています。

 

山梨県のある小学校6年生で、新聞記事を使った授業が行われているそうです。「新聞記事を題材に、五・七・五・七・七のリズムに近い詩を作る」という課題があります。

 

「大学の研究チームが、液体のりの成分を使って病気を治す培養に成功した」という記事を基に、「成功を つかむために 視点かえ のりを使って人助け」「視点かえ つかみ取るぞ 成功を のりを使って人助け」といった詩を子どもたちは考えます。

 

この授業を行う担任は「新聞には学校生活で使わない言葉との出会いがある。わからない言葉は辞書を引き、友達と意見交換することで表現の幅は広がり、語彙は豊かになる」と語ります。

 

そういえば、私にもこんなことがありました。会社の昇格試験で、テーマを与えられ「論文」を書くのですが、その言葉の漢字が出てきません。ひらがなで書けば、漢字能力が低いと判断されます。そこで、違う漢字でも同じ意味の言葉をあせって考えたことを思い出しました。

 

これも語彙力があれば慌てることはありませんね。国語の力をつけることは、算数や社会などあらゆる学習の基礎になることは間違いありません。保育園の子どもたちとの何気ない会話の中でも、「今のは、別の言い方で○○とも言うんだよ」なんて言いながら、子どもたちの語彙力をアップさせたいですね。