売らない店

昨日、保育園の教室内をハロウィーン装飾にしたのですが、魔女の帽子やマントなどの衣装を出すと、子どもたちのファッションショーが始まりました。大きい園児が、1歳児に衣装を着せて「かわい~い!」と勝手に盛り上がっています。(笑)

 

休み明けには、壁面に子どもたちが描いた「ジャックオランターン」が登場します。楽しみですね。

 

さて、今日は、アパレル業界などで「売らない店」が増えているという話です。店頭では、サンプルの展示や試着に特化し、買いたい人をその場でオンラインストアに誘導する店舗だそうです。

 

店舗側のメリットは、「在庫を持たないので、商品の補充やレジ作業の時間がなくなる。その分、来店客の相談にしっかりと乗ることができる。どの色が人気なのかなど、お客様の生の声を発注に活かしたり、より細かい買い物データを集めることができる」といいます。

 

どうやら、来店客とのコミュニケーションというのがキーワードのようです。ネット販売ではコミュニケーションは生まれません。普通の店舗では、様々な作業にスタッフが追われ、お客様とゆっくりと話ができないことも多いですね。

 

保育園のあるショッピングセンターの同じフロアに、リユースショップがあります。この店は、リサイクル商品の販売はしません。お客様からの商品を買い取る専門店です。この店の前を通ると、いつもお客様が、スーツで身だしなみを整えたスタッフの男性と商談をしています。

 

スタッフに聞くと、売買の話だけでなく、人生相談も含めて一人平均30分以上は時間をかけるそうです。売りに出したい商品のお客様の「想い」を伺っているのでしょう・・・

 

お店スタッフの「買ってちょうだい・・・」のセールストーク攻めでは、お客様が逃げてしまいますが、何気ない会話があると、案外買ってしまうものです。

 

お客様がコミュニケーションを求めて、「売らない店」が増えていくかもしれませんね。