元気にやりがいを感じて働く

今日は敬老の日ですね。高齢化社会へと進む日本では、当然高齢者の就業率が高くなっています。

 

2018年の各年齢層の人口に占める就業者の割合は、65~69歳で46.6%・70~74歳で30.2%・75歳以上で9.8%です。すでに、高齢者でもしっかりと働いているのが現実です。

 

年金の支給年齢の延長も、定年延長につながっていることも事実ですが、今日は敬老の日ですので、元気に働く高齢者の話をします。

 

化粧品大手ポーラでは、販売員のうち70歳以上の高齢者が19.2%だそうです。高齢者の顧客も多く、会社がベテラン販売員を重視していることが大きいようです。ベテランになれば、多くの顧客を抱えています。お客様を大事にする会社の思惑と、「仕事は生きがい。今後も続けていきたい」と84歳の販売員は語ります。

 

ガストやバーミヤンなどを運営する外食大手、すかいらーくホールディングスは、今年1月、パート、アルバイトの定年を70歳から75歳に延長しました。人出不足もありますが、接客が楽しくて、若い頃から長く働く従業員が多いそうです。

 

現在、再雇用契約も含め、定年65歳が企業に義務付けられていますが、年齢制限を撤廃する企業が増えているそうです。人出不足を背景に、企業は定年延長や撤廃で人材確保という側面はありますが、「体力と気力が続く限り、仕事を続けたい」という高齢者が増えているのも事実です。

 

女性のようにコミュニケーション能力が高くない男性は、定年退職後、特に会社の人間関係しか持たない場合、一気に「何をしていいのかわからない!?」となり、老け込みます。

 

年をとっても、元気に楽しい人生を送るには、働くこと・・・趣味を楽しむこと・・・仲間との時間をたくさん持つこと・・・とにかく、自分自身で明るく楽しい老後を作っていきたいですね。

 

高齢化社会で、仕方なく定年延長・・・仕方なく働き続ける・・・・ではなくて、「元気にやりがいを感じて働く」環境を自分で作っていきたいものです。