小学生の宿題を変える

今日は、年長5歳の男の子が中心となって、秘密基地を屋上に作り始めました。実は、園長も子どもたちと秘密基地を作るビジョンを持っていたのですが、子どもたちが先に動いていました。

 

毎日少しずつ進んでいくようなので、あまり手出し口出しをしないように、見守っていきたいと思っておます。

 

今日は、小学生の夏休みや冬休みに出される宿題について、ふとある考えが浮かびました。長期休暇中の宿題は、自由研究はあるものの、ほとんどが「○○をしなさい」という、やらされ仕事になっています。

 

これを「自分で考えて自分で答えを出す宿題」に変えてみるのはどうでしょう。

①夏休み(冬休み)の過ごし方計画を自分で立てる

②自由研究だけでなく、すべての宿題や研究課題は、自分で決める

③子どもが決めた計画については、担任と「どうしてこれをするのか?」すり合わせる

④評価するが、大切なのは、計画に対してどうだったか?

⑤次回(冬休み・来年夏)に向けて、改善策を話し合う。

(アクティブラーニングをして、子どもたちで議論してもいいですね・・・)

 

どうですか・・・膨大な「やっつけ宿題」よりも、少なくてもいいから、自分でプランを出して、実践し、できた結果を次につなげる宿題に変えるだけで、自分で考えて自分で答えを出す宿題になりますね。小学校高学年なら十分に可能です。

 

これは、大人のビジネスで活用されている「PDCAサイクル」と全く同じです。

 

子どもたちが社会に出れば、指示されたことをこなすだけでは、立派な社会人としては認められませんね。計画的な仕事が当たり前になり、途中で修正を加え、結果をクリティークをして、改善策を考え次の手を打つ。もちろん、他人の成功例やプロセスも参考にし、時には盗む。

 

小学生のうちから、日本に残る「昔ながらの宿題」の慣習をそろそろ、これからの時代に合った、社会に出てから通用するアプローチに変える時期に来たようです。