「答え」でなく「考え」を発言する

今日は、屋上ファームで最後の2列のジャガイモを収穫しました。立派なジャガイモが土の中からゴロゴロ出てきます。4歳女の子が、土を触りながら「先生・・・気持ちいいよ」と言うのです。子どもが、こうして土の感触を楽しむことができるなんて、素晴らしいですね。

 

そして、絹さやえんどう豆の畑に、落ち葉をまきました。11月に植えた種が、目を出しています。このまま越冬して、春に収穫となるのですが、真冬の寒さに負けないように、落ち葉をまいて、越冬の手助けをするのです。子どもたちは、花咲じいさんが灰をまくように、楽しそうに落ち葉を投げ込みます。冬ですが、畑仕事は終わりません。(笑)

 

さて、最近では、答は必ずしも1つではない・・・という考えが、学校の授業に、例えばアクティブラーニング形式の授業などで、広まってきました。「○○さんの答えは、○○だけど、私の答えは、違う・・・」というやり取りです。

 

しかし、このような授業で、子どもたちの様々な答えを引き出すのは、実際にはなかなか難しいものです。そこで、あるやり方が、子どもたちの発言を広げることにつながります。

 

話合いの中で「答え」ではなく、「考え」を発言させるのです。「あなたはどう考えたの?」「どうして○○と考えたのかなぁ~?」と問えば、子どもたちは、その理由や根拠を話します。

 

私も、保育園の子どもたち相手に、「答えが合っていることが大切ではなくて、どう考えたかが大事なんだよ」なんて言ってます。その意味を、年長園児は何となくわかっているようですが、小さい園児はキョトン顔です・・・(笑)

 

正解がどうかというよりも、考えを出し合うことで、話し合いが深まっていくのです。「考え方はよくわかった」「ここで間違えたのか・・・」など、自分と違う考えについてもオープンに話し合えるようになっていくのです。

 

どうですか・・・親としても、子どもとの会話の中で、なるべく我が子の「考え」を引き出すようなやり取りができると、一歩進んだ親子の会話になりますね。