就業時間外のメールや電話を絶つ

今日は、初めてモンシロチョウがサナギから羽化する瞬間を見ることができました。しわしわの羽が、少しずつまっすぐに整っていきます。子どもたちは、息をのんで見つめていました。大げさですが、生命誕生の感動の瞬間です。

 

そして、寺子屋の時間は、今年の締めくくりで、廃材を使って「何でも好きな物を作る」です。子どもたちは、じっくりと時間をかけて、目の前にある様々な廃材からイメージを膨らませていきます。

 

傑作だらけですが、「カタツムリのように遅い車」と「天体望遠鏡」にハナマルです。スポーツカーでなく「遅い車」という発想はユニークですね。天体望遠鏡は、ただの望遠鏡ではなく、上下に動く機能が工夫されています。あっぱれです。

 

さて、「休日や退社後はメール、電話連絡をしません」そんな企業の取組みが広がり始めているそうです。私が営業の仕事をしていた時代では、考えられないことですね。でも、これからの時代は、「オンとオフをはっきりさせて効率的に働きたい」という価値観が当たり前の世の中になっていくのは確実です。

 

これからの「仕事ができる人間」の定義は、能力があるだけでなく、「自分がいなくても、上司やチームのメンバーに、得意先に迷惑がかからないように仕事を引き継ぐことができる人」が、新たに加わるのかもしれませんね。

 

ある会社では、「11月18日~29日に休暇をいただきます。ご迷惑をおかけしますが、メールや電話での対応は30日にいたします」と、社内だけでなく社外へもメールの末尾に付記し、営業先への理解を求めている社員もいるそうです。もちろん、社内での情報共有が徹底されている会社です。

 

私が新入社員の頃には、携帯電話がありませんでしたので、休日に仕事の電話がかかってくることはほとんどなかったのですが、携帯電話の普及と共に、オンとオフも関係なくなっていきました。これは、相当なストレスでしたね。

 

便利な時代の負の側面も、これからは、時代に合った仕事の仕方に変わっていくのでしょう。もちろん、いい事ですね。