高校生のアルバイト

今日は、屋上でストップウォッチでタイムを計測して30メートル走を行いました。土曜日なので、登園した小学生は、体育の授業などで、ストップウオッチを見たことがあったようでしたが、まだ、実際のタイムを計るの初めてです。寺子屋園児は、ストップウオッチを使うという状況に、大興奮です。

 

今までは、「○○ちゃんや○○くんは足が速い」という感覚だけは、子どもたちの共通認識にあったのですが、これで、タイムが明確になり、数字上では、きちんと順位がつくことになります。

 

もちろん、今回のねらいは、自分の記録を練習することで塗りかえることです。自己新記録を更新していくことが目的です。大人の世界でもそうですが、数字などの具体的な目標があった方が、頑張れることがわかっているので、来週からの屋上遊びに、寺子屋園児は全員挑戦させようと思っています。

 

さて、高校の修学旅行の費用が高騰しているようです。平成28年度の文科省統計では、高校2年修学旅行での保護者の平均支出額は、私立で11.2万円、公立でも8.2万円だそうです。経済的理由で参加できない生徒もいるようです。何だか、忍びないですね。

 

そこで、最近では「社会勉強も兼ねて、修学旅行の費用を自分でアルバイトで稼がせてください」と提案する高校もあるそうです。

 

私の高校時代は、原則「アルバイト禁止」でした。修学旅行の費用とはいえ、アルバイトを奨励するなんて・・・と思ったあなた。諸外国では、高校時代にアルバイトをするのは当たり前だそうです。

 

高校生が定期的にアルバイトをする率は、ノルウェーでは30%にもなるそうです。アメリカでも25%を超えています。イギリスやスウェーデンでは、家庭環境に関係なくアルバイトの実施率が高く、ノルウェーでは、富裕層の高校生の方がアルバイトをしています。これは、アルバイトが自立への道程と考えられているからです。

 

日本の場合は、10%程度だそうです。当たり前ですが、社会人として企業などの組織に勤める前に、アルバイトを経験することが大切であることは言うまでもなく、私も、就職前の学生時代には、それなりにアルバイトを経験しました。

 

自分の趣味に使う金を稼ぐだけでなく、社会勉強という意識もありましたね。個人的には、高校からアルバイトを経験することは大賛成であり、若い時から実社会との接点を増やすことは大切なことです。日本の10%は低すぎますね。