引きこもりの実態

今日は、屋上ファームの玉ねぎのまわりの雑草を取る作業を5歳女の子二人で頑張りました。雑草と玉ねぎを一緒に引っこ抜いてしまうのではないかと、最初は様子を見ていましたが、ファーム女子の二人は、とても器用に雑草だけを抜いています。

 

そして、今、屋上では、摘み放題の花があります。小さな紫色の花です。「ホトケノザ」という野草です。子どもたちは、この紫色で、色水が作れるか?おままごと用のカップに山盛りで摘んでいました。なかなか、こんな遊びはできないので、自然とたわむれる子どもたちを見ていると、こっちが嬉しくなります。

 

さて、今日は、引きこもりの話です。日本全国に、引きこもりの人がどのくらいいるのか・・・実は、はっきりとした数字はわかっていないのが現状です。全国の都道府県で、引きこもり状態にある人の実態調査を行っているのは、まだ半分だそうです。

 

調査を行っている自治体では、民生・児童委員によるアンケートや聞き取り調査が主だそうです。昨年は、引きこもり状態にある成人が、登校中の小学生を殺傷する事件や、引きこもり状態にあるわが子を親が殺す事件があり、大きな社会問題となっています。

 

島根県は、平成25年と令和元年のデータが取れているそうです。この6年間で、引きこもり状態にある人は増加傾向にあり、人口1万人の自治体であれば、16人(0.16%)が、引きこもり状態という計算です。女性の割合は4人に1人で、男性が多い傾向は変わらないそうです。

 

注目すべきは、10歳代が横ばい、20歳代・30歳代で減り、40歳代以上で増える傾向にあり、特に、60歳以上では、1.8倍に増えています。そして、民生・児童委員からは、「引きこもり等の把握が困難」「引きこもりを家族が隠す場合がある」との意見があがっています。

 

引きこもりをどうなくしていこうにも、実態把握が不十分であることが現状のようです。私のまわりには、引きこもり状態の人がいませんので、こうして、評論家のように数字を並べることしかできません。

 

人と話をすることが苦手でも、何とか、楽しい時間を過ごせるように・・もっと言えば、自分が感じる幸せな人生を送ってもらいたいものです。難しい問題です。