学校休校・・・混乱続く

今日も保護者から、学校休校に関する情報が入ります。さいたま市は、3月13日まで小中高校が休校になりますが、小学校では、シングルマザーや医療機関に勤務するなど、仕事が休めない保護者のために、平日の学校での預かりが追加されました。

 

しかし、冷静に考えれば、金曜日に教育委員会から「やりなさい!」と言われて、月曜日から各小学校で、万全な体制が取れるはずなどありません。学校によって、対応はまちまちです。

 

保護者が知りたい情報は、誰がどこで何をさせて子どもたちは過ごすのか・・・学童への引き渡しはどうするか・・・などの細かい詰めがないまま、取り急ぎ「保護者が責任をもって○○時に登校させてください。」というバタバタした状況が続いている小学校もあります。

 

学校側としても、木曜日の安倍首相の会見を受け、金曜日に教育委員会から昼前に通達されました。おわかりでしょうが、そこから、月曜日からの児童の受け入れ体制の詳細を決める時間などありません。人数確認もできないまま、月曜日に何人来るかもわかりません。対応する先生も、自分のクラスの児童以外の異年齢の児童をどうやって過ごさせるか・・・不安だと思います。

 

また、保護者の高校教師のパパは、サッカー部の顧問をしています。高校ですので生徒の預かりはありません。しかも部活動も中止ですので、やることがないそうです。この期間に、今までやりたかったことを集中して取り組むそうです。

 

卒園児の小学生の方が、案外冷静です。時間がない中、先生たちは、この2週間に子どもたちの学習が途切れないように、宿題をたくさん用意していました。「なんだよ!宿題やらなきゃいけないよ!」なんて言いながらも、保育園で宿題をやっていました。

 

担任の先生の「1年間ありがとう!サプライズ」を考えていた小3の女の子は、クラスのみんなと相談して急きょ、金曜日に行ったそうです。「○○先生・・・ちょっとだけ廊下で待っててください!」そして、教室の飾り付けをして、男子のピアノにあわせて、先生が教室に入ってきました。すでに、先生は号泣だったそうです。

 

月曜日から休校がスタートします。子どもたちにとって、この初めての経験をプラスに転じられるよう、保護者の負担がなるべく少なくなるよう、祈る限りです。