「食」業界を支える動き

今年は桜の開花が早かったので、4月1日に行う予定の「お花見」を本日行いました。保育園から歩いて数分のお寺の境内には、樹齢数百年の桜の大木が2本あります。すでに、満開になっていました。

 

先生たちは、桜の花に素直に目がいくのですが、子どもたちは、お寺の境内という、いつもはなかなか来れない場所で走りまわることの方が、楽しくて仕方ありません。風があったので、少しだけ桜吹雪が・・・女子の中には、熱心に桜の花びらを集める子もいました。

 

子どもたち、それぞれが「お花見」を楽しむことができました。

 

さて、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、売上が減った食産業を支えようという動きが活発になっています。

 

テレビのニュース番組で報道されたので有名になりましたが、「助けてください」と東京都杉並区のパン店「好味(こうみ)屋」の店先には、店の苦境を伝えるメッセージ入りの紙が貼られています。

 

好味屋は、この店舗の他に近隣の都立高7校の購買部でパンを一日合計1100個販売していました。しかし、全校休校で売上が立たなくなったのです。この状況を見た高校の卒業生が、画像を拡散し、苦境を知った高校生や卒業生、近所の人が店を訪れて、通常200個の店頭販売のパンが500個売れるようになったそうです。

 

店主は「本当に助かっています。これからも店を続けていく勇気が出ました」と語ります。

 

給食向けの牛乳が余っている状況には、会員向けネット通販が「食べて応援給食キャンペーン」と銘打った特設サイトで盛り上げます。

 

知事による「緊急事態宣言」が出された北海道は、観光客が減少しただけではありません。全国の百貨店などで開催予定だった「北海道物産展」が軒並み中止となったのです。ご存知の通り、日本の物産展で一番人気があり、売上も高いのが北海道物産展です。

 

札幌商工会議所が「緊急在庫処分SOS!」と名付けたサイトを開設し「物産展が中止となり、在庫を抱えてしまっています」「やむを得ず製造工場のラインを止めております」などのメッセージとともに、道内企業約100社を支援しています。

 

飲食店をサポートするサービスも登場しています。飲食店で、先々食べる料金を前もって支払う仕組みで、今は外食を避けている人も店の売上増に貢献できるのです。200店舗以上の申し込みがあったそうです。運営会社の担当者は「行ってみたい店をアプリで見つけて支援してほしい」と話します。

 

私たちができることで、困っている人達の支援になれば、それはそれで嬉しい事ですが、私たちも、北海道など、全国のおいしいものを楽しむチャンスと考えることもできますね。今は、何でも、明るく前向きにとらえていきたいものですね。