鉄道産業 世界的再編へ

春の陽気の中で、のんびりと鉄道の旅でもしたいものですね。

 

さて、鉄道走行距離(貨物物線含む)の世界ランキングで比較すると、アメリカが22万6427キロでダントツの一位で、ロシア、中国と続きます。日本は、鉄道大国と私たちが思っていますが、2万6435キロで12位です。意外ですね。鉄道車両を製造する大手の売上ランキングでも、ようやく5位に日立製作所が入る位置です。

 

しかし、日本は、1964年に初めての高速鉄道「新幹線」を開通させ、スピードだけでなくその安全性は、世界ナンバーワンと言われている所以ですね。リニアモーターカーが開通すれば、まさに鉄道の歴史の大改革と言えます。

 

そんな鉄道ですが、エコ・大量輸送などが支持され、世界各国で高速線計画が進んでいるそうです。

 

イギリスでは、ロンドンからバーミンガムを経由し、中部のマンチェスターまでの約550キロを結ぶ「HS2」計画が認可され、14兆円以上の事業費がつぎ込まれるそうです。

 

アメリカでは、テキサス新幹線(ダラスーヒューストン間385キロ)で、JR東海の東海道新幹線N700系が使われるそうです。また、ニューヨークとワシントン約375キロでは、あのリニアモーターカーを走らせる構想も進んでいます。

 

アジアでも経済成長に伴い、輸送需要が拡大し、インドネシアやインド、タイなどで、高速鉄道のプロジェクトが進んでいるそうです。

 

私たち日本人の鉄道のイメージは、新幹線に象徴されるスピードかつ高い安全性や時間が正確なことですね。世界では、まだこのレベルに達していないのか、コスト面が優先され、日本の鉄道事業がそのまま支持されることでもないようです。

 

まぁ~世界で高速鉄道網が広がっていくのでしょうが・・・「旅をする」という観点では、のんびりとローカル線が一番いいと思っている私です。(笑)