教育の目的とは?

今日の屋上遊び・・・サッカーのPK戦に夢中の子どもたちです。外遊びは、子どもたちのストレスも解消し、元気な体を作るのです。

 

さて、少し前の話です。イギリスはサッチャー政権時代、低学力打開に向け、当時、世界一の学力と言われていた日本の「秘密」を探りに視察団を派遣させたそうです。

 

その結果、日本には学習指導要領があり、全国一律に教育水準を高く保っているということが判明しました。そこで、日本に倣って1988年にナショナルカリキュラムを作成し、同時にナショナルテストを始めたという経緯があります。

 

ナショナルテストの結果は、学校別一覧表で公表され、学校選択の指標になり、好成績の学校には予算を多く配当するまでエスカレートしてしまったそうです。

 

こうなると、競争原理はマイナスに働き、授業はテスト対策中心となるなど本末転倒の結果として学力はさらに低下し、不登校増加などの弊害も生じ、ナショナルテストが破綻したのです。

 

日本の全国学力、学習状況調査は、イギリスほどではありませんが、目先の点数に右往左往している学校や自治体が少なからずあるのが実態ですね。

 

今回の新型ウイルスの影響で、新年度がスタートしても、全国の学校の多くが、休校や間引き授業となります。私のような昭和世代の人間にとっては、たかが1、2カ月の授業がなくなったところで、長い人生の中では大した問題ではないと、人生経験上、言いきれます。

 

むしろ、この前代未聞の時間を通常授業ではない、「子どもたちが自分で考える」時間に変えることができれば、きっと、この経験は、大人になった時に大きな財産となるかもしれませんね。

 

ピンチをチャンスに・・・考え方次第です。はい。ポジティブシンキングで行きましょう!