今こそ賢い消費者になろう

屋上ファームで、今日は「きゅうり」の苗を植えました。トマトと同じように、子どもたちのつまみ食い野菜となります。塩やマヨネーズをつけて、ガリガリいただくことにします。

 

さて、「賢い消費者」という言葉は、以前のブログでもよく使った言葉ですが、数十年前の賢い消費者は、例えば新宿伊勢丹の顧客ターゲットのような「超こだわり」のライフスタイルを持つお客様です。ピラミッドのテッペンのほんのわずかな層というイメージです。

 

それが、最近の賢い消費者は、売り手の立場になって、食品ロスを出さない。すぐに飲むから、日付が直近の牛乳を買う。地球環境を考えて、ゴミを出さない買い物をする。という自己主張のライフスタイルではなく、産地や売り手のことを考え、ロスを出さない、無駄にしないライフスタイルに変わってきています。

 

ところが、緊急事態宣言が発令され、世の中が不安でいっぱいになった今・・・「買いだめ」から食品ロスにつながるような購買行動が目立っているようです。

 

ある主婦は「余分に買う必要はないのに、納豆の棚が空になっていると不安になってしまう」と言います。結局、翌日納豆が入荷すると、「またなくなってしまうから、2パック買っておこう・・・」となり、買いだめとなるのです。少し前の、トイレットペーパーやお米と同じです。

 

今の緊急事態における、賢い消費者は「食べる量と自宅にある量を把握したうえで買い物をする」という行動が、冷静に行える人です。

 

あなたの家族は何人ですか。必要なものをメモにしていくと、買い忘れもスーパーでの滞在時間も短くなりますね。家の生鮮食料品の在庫は、3日分あれば十分です。食品ロスのない、無駄のない、ライフスタイルをこの機会に作ってしまいたいですね。