手作り教材で授業を楽しむ

ゴールデンウイークの過ごし方は「ステイホーム!」でどう楽しむか・・・というのがメインなのでしょうが、私の場合は「ステイホーム&ネイチャー」です。

 

昨日は、さいたま市にある秋ヶ瀬公園をぶらりです。秋ヶ瀬公園は、コロナウイルス対策以前に昨年の台風19号の影響で、駐車場には、荒川からあふれたゴミが山積みになっていて、車での入場はできません。

 

土手で、よもぎの葉を集める女性が一人・・・たぶん、帰宅後は「ステイホーム」で草餅を家族で作るのでしょう。また、バードウォッチングを楽しむ人が5人程度いました。荒川沿いはサイクリングロードが整備されているので、爽快に自転車を飛ばしている人も何人かいました。いつものゴールデンウイークなら、秋ヶ瀬公園はファミリーやバーベキューなどのグループが多いのですが、昨日は、「&ネイチャー」にもってこいの静かな公園でした。

 

さて、大阪市の小学校教の先生の話です。彼は、教科書だけの授業ではなく、教材作りをライフワークにしています。「赤ちゃんをあやす大人は、必ず笑っています。同じように楽しい授業を実践するには、まず、教師が楽しむ必要があります」とその先生は語ります。

 

楽しい授業を行うには、指導者の特性を生かすのが効果的と、子どもの頃に漫画家をめざし、教師になる前は、デザイナーだった経歴を生かします。

 

始めは、黒板に4コマ漫画を描いたりしていたのが、やがて漫画だけで、教材を作るようになったそうです。ストーリーもキャラクターもオリジナルで、子どもたちは、すぐに「先生の手作り教材だ!」と大喜びです。

 

あまりにも完成度が高いので、「マンガでわかる小学理科」のタイトルで出版にも至ります。教材作りに熱中しているうちに、漫画家になるという夢も、ちょっぴり実現できたのです。

 

この先生は、マンガだけではありません。音楽の先生と共同して、リコーダーの練習教材を作ったり、体育の先生とは、けん玉を使った「けん玉レディオ体操」を考案し、体育の準備体操に取り入れます。

 

どうですか・・・楽しい授業が想像できますね。楽しむ努力をする人には、天使が微笑むのかもしれませんね。(笑)

 

私が中学生時代の英語の先生は、ほとんど教科書を使わずに、手作りの教材プリントでの授業でした。これが、とても分かりやすかったので、今でもよく覚えています。この先生も、黒ぶちメガネに手を当てながら、授業を楽しんでいましたね。

 

今のコロナ騒動だけでなく、また世の中が日常に戻っても、楽しむ努力を続けたいものですね。もちろん、遊びだけでなく仕事も家事も勉強もですよ。