ジレンマとの戦い

新しい生活様式の1つは、毎日の検温です。保育園の園児だけでなく、職員も検温しています。私は、自分の平熱は36.5度と思い込んでいましたが、意外に低く、ここ数カ月の平均は、ざっと36.1度です。「熱を出してはいけない!」という気持ちが、脳に伝わるのか、年末年始からコロナ騒動まで半年以上、発熱していません。(笑)

 

こんな感じで、全国で検温の習慣が定着したものですから事件が起きました。半月ほど前に保育園の体温計の電池が切れました。いつもなら、簡単に手に入る「LR41」のボタン電池が、どこも品切れです。マスクに負けないくらいの品薄商品となっていました。検温しなくちゃいけないのに、電池が買えないジレンマです。

 

ショッピングセンター・家電量販店・ホームセンター・コンビニ・100円ショップ・ドラッグストアと10店はしごしても、在庫ゼロ。結局、ネットで1週間後納品で購入できました。10個セットですので、5年は買う必要がないですね。

 

ゴールデンウイーク以降も緊急事態宣言は解除されていませんが、感染拡大が限定的な地域での休業要請が解除されてきました。秋田市の男鹿水族館も久しぶりに親子連れなどの姿が戻ったようです。

 

水族館ですから、本来は、たくさんのお客様に入場してもらいたいところですが、社長は「再開しました!積極的に来てください!」とは言えないジレンマがあると言います。

 

ホワイトきゃんばすのあるショッピングセンターも、商売ですので、お客様にたくさん来ていただいて、売上アップを目指したいところですが、「本音は売上アップ・・・行動は、3密を防いで入場制限などの対応」というジレンマを強いられます。

 

営業が再開されたカラオケボックスでは、「1人1部屋」が原則だそうです。一人カラオケボックス愛用者ならいいでしょうが、カラオケ店も「3密」対策と営業再開のジレンマを感じているようです。

 

昨日は土曜日でしたので、園長の昼の課外授業は、卒園児を連れて、クサガメの捕獲へ行ってきました。人がいない川ですので、感染のリスクはないのですが、せっかくですので、川越にある大正ロマン通りの「鯉のぼり」を見ることにしました。見事な鯉のぼりで、地元の小学生が鯉の絵を描いて、ざっと1000匹以上の鯉が、空を飛んでいます。

 

はい。もちろん、車の中からの見学です。子どもたちは、歩きながら、一つ一つの子どもたちの作品を見たかったでしょうが、お店もほとんど閉店中で閑散としていますが、人通りがゼロではありません。これも、ジレンマですが、子どもたちは「すごい!感動したよ」と喜んでいました。

 

ストレスやジレンマとの戦いは、結局私たちの心の持ちようです。自分との戦いかもしれませんね。少しずつ、明るい兆しが見えてきました。ガマンを楽しく、笑いにしながら、皮肉を言いながら、心を繋いでいきましょう。