教員の自信

5歳女の子は、マルベリー(桑の実)が大好きです。昨年までは、サルのように高い所にかけ登り、自分だけ食べていたのですが、今日は、みんなのために、マルベリーを収穫してくれました。これも成長の証ですね。

 

屋上では、マルベリーのつまみ食いシーズンがスタートし、今日も子ガメが生まれていました。これで4匹の赤ちゃんカメが誕生です。

 

さて、「能ある鷹は爪を隠す」というべきか、「自分は凄いんだぞ!」と人前で言うことがカッコ悪い文化で育った日本の子どもたちは、世界と比較すると自己肯定感が低いと言われています。

 

実は、2018年OECDのデータから、日本の教員もあまり自信がないという結果が出てしまいました。

 

「自分の仕事ぶりに満足だ」という中学校教員の割合は、日本の場合は、ほぼ半数でしかなく、世界と比較すると、断トツの最下位です。他国では、8割9割が「満足している」です。

 

日本の教員は、労働時間が最も長い、つまり頑張っているにもかかわらず、自分に対する自信は際立って低いのです。謙虚な回答といえば、聞こえはいいですが、他国と30~40ポイントも差があるのは、なぜなのでしょうか・・・

 

今回のコロナ騒動で、世の中が混乱している一つの要因は、日本は「学校依存」が大きいということです。本来、社会全体で子どもを育てる環境が理想ですが、学校で働く教員は、「授業を教える」こと以外に、様々な業務を担っています。保護者対応に、地域対応。そして、中には、経験のない競技の部活指導を任されることもありますね。

 

やっぱり、日本の先生には、自信と自尊心を高く持ってもらいたいですね。そのためには、どう学校が変わらなくてはいけないのか・・・他の国のマネではなく、日本らしい新しい学校組織の構築に向けて、今まさに転機なのかもしれませんね。