父が逝った

私事の話で失礼します。もっても5月末までと言われていたのですが、ここ数日は、何も食べず飲まずでも頑張り、本日午後、ついに、父が息を引き取りました。自宅で、苦しむことなく安らかに眠るように逝きました。

 

母親も2年前に、同じように自宅で安らかに逝ったので、残された家族に両親揃って、最後のプレゼントをしてくれたようです。

 

昭和一桁生まれの87歳は、9人兄弟の下から4番目で、九州の福岡から東京に出てきました。昨夜は、最後の夜となったのですが、久々に、おやじと並んで布団を敷いて寝ました。おやじはずっと目を閉じたままで、かすかに息が聞こえてきます。残念ながら、おやじは夢には出てきませんでしたが、私が生まれてから、たくさんの夢を与えてくれました。

 

夢の超特急・・新幹線に乗った。飛行機に乗った。ブルートレインに乗った。川で投網を教えてもらったことや、食べ放題のすし屋でたらふく食べた思い出や中学2年の時の大ゲンカ・・就職活動の最終面接の朝、黙って肩を叩いて気合を入れてくれたおやじ・・「俺の自慢の息子だ!」と仕事仲間に笑顔で紹介してくれたおやじ・・・

 

今日は、そんな思い出を振り返りながら、おやじを弔うことにします。

 

私の中学、高校、大学の仲間たちは、ここ数年、同じように親との永遠の別れを経験しています。みな、おやじやおふくろの背中を見て育ってきました。そして、これからは、自分が子どもたちに、大きな背中を見せ続けなければなりませんね。

 

おやじ・・・ありがとう。