コロナ前の生活様式いつから?

今日は無事に、上期の健康診断が終了しました。大泣きの園児もいましたが「注射じゃないから大丈夫だよ・・・」と声を掛けながら、頑張ってもらいました。

 

提携医の小児科の先生と話をしました。新型コロナウイルスの影響で、患者が激減だそうで、巷で報道されている「病院の経営が大打撃」は、町の小児科レベルでも起こっているようです。そして、今年の秋冬は、インフルエンザの大流行が予測されているとのこと。新型コロナウイルスの秋以降の再感染とインフルエンザ拡大が同時に起こったら、医療現場は大混乱となる旨、深刻な話でした。そうならないように、祈るだけです。

 

さて、新型コロナウイルス対策として「新しい生活様式」が呼びかけられていますが、コロナ前の生活様式も時代によって変わってきたようです。

 

まずは「だんらん型の食事」は、都心部で明治の末ごろから「ちゃぶ台」が広まり、昭和初期に全国に普及したそうです。家族全員がちゃぶ台を囲み、大皿や大鉢のおかずを、それぞれが取り皿に取り、会話を楽しむ食事です。そして、戦後、昭和30年代には、ダイニングキッチンがある2DKの間取りの団地の登場とともに、ダイニングテーブルが普及しました。団地は、当時、あこがれの的だったようです。

 

「電車通勤・・・満員電車」は、東京都内の路面電車が走り出した明治後半からスタートし、大正時代には、満員電車が生まれたそうです。しかし、大正12年の関東大震災で、都心部の住民が近郊に移り住み、通勤のために、現在のJRの首都圏の路線が充実。私鉄でも郊外開発が進み、昭和30年代に日本住宅公団が、郊外に団地をつくるようになってから、満員電車は社会問題となったようです。

 

「手洗いの励行」は、学校給食が普及するなかで、衛生教育強化の一環として手洗いが指導され、浸透していったようです。マスクは、大正7年のインフルエンザ(スペイン風邪)流行をきっかけに推奨されるようになったそうです。

 

「だんらん型の食事」は、コロナをきっかけに、あらためて「人と人をつなぐ」大切さを実感しましたね。早く、コロナ前に戻りたいものです。

 

「満員電車」は、テレワークなどの在宅勤務の拡大によって、「新しい生活様式」作られていくのかもしれませんね。手洗いやマスク着用は、これからもずっと、変わらない日本人の生活様式です。

 

こうしてみると、変えなくてはいけないもの・・・変えてはいけないもの・・・これを私たちが、きちんと考えて行動に移すことが大切なのかもしれません。