高校生うなぎニュース

「うなぎが食べた~い!」と頻繁に思う私ですが、スーパーに並ぶ国産のうなぎの価格を見ると、なかなか手が出ません。(笑)

 

鰻の養殖発祥地として知られる浜名湖・・・しかし、この浜松市では、市民の落胆を招く大きな事件が発生しました。

 

広く知られる話題では、餃子の消費量ナンバーワンをめぐって、「浜松VS宇都宮」の戦いがここ数年続いています。直近では、宇都宮に首位の座を譲ったものの、浜松市民へのダメージはさほど大きくありませんでした。

 

しかし、鰻のかば焼き消費量で、11年連続日本一だった浜松市が、2019年に首位の座から陥落・・・それどころか16位まで転落したのです。2018年では、一人当たりの消費量4730円だったのが、2390円まで落ち込んだのです。ちなみに、2019年の首位は、滋賀県大津市の3612円だそうです。鰻がらみですので、浜松市民は大ショックです。

 

全国的にかば焼きの消費量が減っているのは、鰻の不漁が続いて店頭での販売価格が上がっていることや、スーパーなどでの売り場スペースの縮小が原因と言われています。

 

そんな、落胆する浜松市民を代表して、立ち上がったのが、浜名湖と養殖場に隣接する「静岡県立浜松湖南高校」の生徒たちです。

 

「高校生うなぎニュース」の動画をYouTubeにアップ・・・架空の高校「浜名湖うな重高校」の「うなぎ部」の部長イルが、1900年の鰻養殖開始から120年を迎えた浜名湖ウナギの文化や資源保護などを紹介する内容になっています。

 

私も動画を見ましたが、「うなぎが食べた~い!」となる内容です。高校生が自ら「浜名湖養魚漁業協同組合」を巻き込んで、ロケをし、撮影からナレーションまで、生徒たちだけで行っているのが、素晴らしいところです。

 

日本のウナギ文化を世界へ発信すべく、今後は外国語版も作成予定だそうです。こういった若者の行動力を見ると、私たち大人も元気が出てきますね。