新人教員

ホワイトきゃんばすでの体操教室は、今年度で3年目ですが、今日から新しい先生が担当することになりました。提携する体操教室も定期的な人事異動があり、今回で3人目です。

 

保育園にとっては、新人の先生ですが、他での経験が豊富なようで、「今日は、みんなに1つだけお願いがあります」と、1つに絞って、園児に話をするところなどは、子どもたちの扱いも慣れている感じです。

 

そして、何より、ハードトレーニングが好きな先生のようです。もちろん、楽しい演出をしてくれます。エアートランポリンの上に、マットを重ねて山にし、子どもたちは、その山を全力で駆け上がり、頂上からジャンプ・・・こんな感じで、子どもたちは、キャーキャー言いながらも、ハードワークを楽しんでいました。これからのトレーニングが楽しみです。

 

さて、卒園児で、小学校2年生になる男の子の、担任の先生は、この3月に大学を卒業し、本年度から小学校の教員となった、いわゆる新人教員です。4月にクラス発表と教科書を取りに行った際に、名前だけ確認できただけでした。

 

男の子のママには、休校期間中も、担任の先生とは、密に関係を構築するように言っていたのですが、「6月15日から通常登校が始まると、○○君一人にかかわる時間が少なくなります。十分な対応が取れないかもしれません」と、余裕がない心境を語ったそうです。

 

正直、この新人教員の気持ちは、よく分かります。教員1年目は、ただでさえ心配事が山積みなのに、今回のコロナ騒動は、経験を積んだ教員でさえ、これまでに経験したことがない状況です。新人教員の余裕がなくなるのは、当たり前ですね。

 

こんな時は、冷静に、何が不安なのか1つ1つ考えることです。

 

①感染対策や授業の遅れは?・・・これは、日本中の学校が同じ問題を抱えているので、自分一人で抱え込む必要なし。学校規模で行うことを実践すればいいのです。

 

②児童のストレスはどう解消すればいいのか?・・・多くの児童は、通常の学校が始まることで、ストレスが軽減されています。先生がすることは、子どもたちのための「場」と「関係」を作ることです。分かりやすく言えば、クラスが、どの子にとっても安心できる場所であるようにすること。誰かにとっての「快」が誰かにとっての「苦」にならないようにすることです。

 

人生経験を少しは積んだおやじ園長は、冷静に、こんなことが言えますが、新人教員は、経験を積むしかありません。ただし、自分一人の力で解決しようと、突っ走らないことです。経験豊かな先輩に教えてもらうのです。これは、新人に与えられた大きな特権です。

 

教員に限らず、この4月から、新人○○として働く予定だった人たちは、コロナ騒動のあおりを受けて、今ようやく、本来のスタートに立ったばかりですね。ほとんどの人が、組織やチームで仕事をします。社会人1年生が、いいスタートが切れるように・・・応援しようじゃありませんか!