キャリアガイダンス

7月2日にプール開きをしたものの、今週は、1回もプールができませんでした。早く、梅雨が明けてスカッとしたいものですが、来週も雨が続きそうですね。

 

さて、近年は、キャリア教育が重視されています。子どもたちが、社会に出て、最初に働く場所は、企業などの組織が90%以上です。各学校は、実習で民間企業などへ生徒を送り出すことだけでなく、専門的な人材を学校内に呼び寄せることも、最近では行われているようです。

 

しかし、キャリアカウンセラーなど、教員以外の人材が、キャリアガイダンスを行っている学校は、全国でたったの4%しかないそうです。つまり、96%の学校が、教員がキャリアガイダンスを行っているのです。

 

よく考えてみてください。民間企業で働いたことがない教員が、キャリアガイダンスが務まらないとは言いませんが、これでは、野球経験のない野球部顧問と同じですね。

 

これに対し、アメリカでは80%以上のキャリアガイダンスが、専門人材です。欧米諸国では、学校での勉強は教員の仕事で、キャリア教育や進路指導は、産業界をよく知る専門の人材が行うのが当たり前という考えです。

 

新学習指導要領のキーワードは「社会に開かれた教育課程」です。今後は、民間企業出身の教員も増えるでしょうし、産業界の経験豊かな人材を学校に迎え入れる体制が広がっていくことを期待したいですね。

 

やっぱり、日本の学校の先生は、色々なことをやらされ過ぎですね。役割分担を有効に行うことで、子どもたちの将来が、さらに輝くのです。