サマーキャンプ

新型コロナウイルスの影響で、宿泊を予定していた埼玉県立の施設が、当面の間、宿泊休止となり、今回は、日帰りのデイキャンプとなりました。雨となり、どうなることやと思ったのですが、子どもたちの笑顔が一杯の、最高のデイキャンプとなりました。

 

デイキャンプですが、年長園児6名と卒園児の小学生13名の19名が、元気に早朝から集合しました。ママパパたちに元気に「バイバイ!」と手を振って、マイクロバスは出発します。

 

バスの席順も、ウマの合う子ども同士で、主任の先生が決めました。バスの中でも楽しい時間になりますように・・・。さっそく、子どもたちが、「しりとりやりたい!」「なぞなぞやっていい?」と、バスのマイクを使って、賑やかにスタートです。あの人気アニメ「鬼滅の刃」のテーマ曲の合唱が始まります。そして、小学校の校歌も歌われました。今回は、6つの小学校から卒園児が集合していますので、サマーキャンプは、卒園児の同窓会ともなっているようです。運転手の園長も背中越しに、子どもたちのやり取りを聞きながらホッコリしています。(笑)

 

年長園児6名は、小学生パワーに圧倒されそうですが、先輩たちの発言や行動が、大きな刺激となって、成長につながっていきます。年上の小学生とキャンプを通じて、これからの自分の立ち位置を決める大きな経験となっています。

 

デイキャンプの場所は、埼玉県の嵐山渓谷のある「月川荘キャンプ場」です。川遊びとバーベキューがメインだったのですが、川は、連日降り続く雨で、濁流となっています。中途半端な濁流ではなく、とことん本物の濁流ですので、子どもたちは、自然の脅威をしっかりと経験したようです。

 

屋根のあるバーベキューサイトまでは、幅1メートルにも満たない木橋を渡ります。最初の難関です。先生たちと手をつないで渡り切ると、ホッとした顔をする子どもたちです。スリルと楽しさは表裏一体ですので、すでに、ワクワク感が高まる子どもたちです。

 

「よし!バーベキューの準備を始めるぞ!」の掛け声で、「調理担当」と「火おこし担当」に分かれて、大自然のキッチンスタジアムが動き出しました。

 

火おこし班は、炭に火をおこすまでを園長にレクチャーされながら体験します。マッチの使い方も体験しました。マッチで火をつける経験は、今の子どもたちはありませんね。

 

新聞紙→割りばし→薪木→炭の順番で、火をおこしていきますが、ポイントは、風の送り方です。風おこしの竹筒で「フーフー」とやりながら、煙に目をパチパチさせて、ようやく炭に火が通ると「やった!」と大歓声です。

 

料理班は、焼きそばに使う野菜と豚肉のカットと、とうもろこしの皮むきをしました。子ども用の包丁を用意したので、順番に「ネコの手」になって、夢中になります。おうちで、ママの料理を手伝いたい!という動機付けになったかもしれませんね。

 

火の準備ができると、まずは、フランクフルトを焼き始めます。子どもたちの瞳が、炎のように燃えています。(笑)

 

つづきは、あした・・・