12泊13日のキャンプ

関東地方もようやく梅雨が明けました。土曜日なので、プールの予定はなかったのですが、急に暑くなり、ジャブジャブプールを出して、子どもたちは、洋服のまま、ずぶ濡れの水遊びです。これはこれで、また楽しものです。

 

さて、今年度は、コロナ禍でデイキャンプとなった保育園のサマーキャンプですが、いつもは、パパママから離れて1泊2日で行います。それでも、子どもたちは、このサマーキャンプを終えると、目に見えて成長を感じるのですが、今日は12泊13日のキャンプの話です。

 

国立妙高青少年自然の家が企画する「MYOKOチャレンジ」は、新潟県と長野県堺の信越トレイルを約80キロ、火打山・妙高山登山の20キロを合わせて100キロを歩くキャンプです。

 

このキャンプには、小学校5年生から中学校3年生までが参加できるそうです。最初は会話を楽しんでいる子どもたちが、最後は黙々と歩くようになります。この黙々と歩く時間に価値があるといいます。

 

口論をし、謝ることができなかった子どもが、「歩いてなんかすっきりした。よくよく考えてみたら、自分が悪かったと思った」と、素直に謝る姿がありました。歩く中、自分とじっくり対話をし、自分を変えることができ、さらに絆を深めていく子どもたちが、このキャンプで生まれるのです。

 

今は、簡単に疑似体験ができる世の中ですね。しかし、本物の体験にはかないません。12泊13日を終えた子どもたちが、どれだけ成長し、大きくなったか・・・容易に想像できます。

 

私たち大人は、どんな分野でも子どもたちに「本物」を体験させたいですね。お金がかかるかもしれませんが、「本物の味・・・一流のレストランの料理を食べさせる」ことだって、本物体験です。(笑)