怪談ナイト

8月に入って、夏本番・・・屋上のプールも、お日様が輝く中で、子どもたちのはしゃぎ声がこだまします。ようやく、この時を待ってました。今週は、プール三昧で楽しみたいと思っています。

 

さて、毎年恒例の稲川淳二さんが、怪談を語るイベント「怪談ナイト」・・・1993年から行っているそうです。今年も、すでに7月から開催されています。ここ埼玉県にも、稲川淳二さんがやってきます。

 

夏の怪談話と言えば、稲川淳二さんを思い出しますが、彼は、決して霊感が強いわけではありません。彼のしゃべりは、母親の影響を受けているとのことです。

 

「バス停で5分待っている間に友だちを作ってしまう」ほどの話好きの母親が、寝室で夜な夜な聞かせてくれたのが怪談だそうです。豆電球の逆光の中で、影で顔が隠れた母親が「黒い髪がぶおーと揺れて・・・」と話すと、震えるほど恐しかったようで、母から聞いた怪談を小学校で語って聞かせると、「もっと話して」とたちまち人気者になったそうです。

 

稲川さんは、工業デザイナーとして働いていたのですが、劇団に出入りするうちに、話が面白いと目を付けられ、深夜のラジオ番組「オールナイトニッポン」のパーソナリティーを任されます。その後、テレビにも出演し、タレントとして活躍するようになりました。

 

稲川さんの怪談ノートには、日本各地で、その土地に伝わる怪談を聞いて書き留めたメモが、赤のサインペンで書かれているそうです。「赤い文字で書いておくと思い出しやすいんですね」と彼は言います。

 

稲川さんは、聞き取った怪談をそのまま披露することはありません。ノートにある断片的な話を時代背景などを考えて、自らくっつけていって、1本の話にまとめるのだそうです。

 

毎年夏に行われる「怪談ナイト」のために、春ごろから工房にこもり、赤い文字で埋め尽くされたノートを読み返して、作品を完成させるそうです。

 

どうですか・・・稲川さんの怪談が聞きたくなってきましたね。やっぱり、夏は、怪談で涼しくなりませんか。(笑)