コロナ時代の移住先

今日は、広島に原子爆弾が投下されて、75年目の夏です。本来なら、広島での式典がトップニュースになるのですが、今日もコロナのニュースばかりですね。式典もコロナの影響で、縮小されたようですが、8月6日広島・8月9日長崎を子どもたちに語り続けるのが、戦争を知らなくても、私たち大人の役割ですね。

 

さて、コロナの影響で、東京のオフィスビルの空室率が上昇しているそうです。テレワークが進めば、家賃の高い東京に大きなオフィスを構える必要もありませんし、満員電車での通勤も、全員が一堂に会する会議も、書類のハンコ捺しも必要がないことがわかりました。数少ない、コロナのプラス効果かもしれません。

 

会社だけではありません。「コロナで住む場所を考え直しました」という人が多くなったそうです。

 

もちろん、経済的に余裕がある人が中心になるでしょうが、「とりあえず2拠点目を探しています。しばらく、行ったり来たりしながらやって、問題なければシフトしたい」という動きです。

 

これまでのセカンドハウスは「遊びの拠点」を目的とした空き家のような物件が中心だったようですが、5月から7月は、水回りが整ったすぐに住める家だそうです。つまり「移住を目的とした購入」ということです。

 

「コロナの影響で、住まいに対する考え方が大きく変わってきた。最大の理由は、自宅で働くテレワークが本格的に普及したことだ」と不動産関係者は語ります。

 

しかし、よくある話ですが、夢を求めて移住をしたものの、「こんなはずじゃなかった」となることも多いようで・・・そこで「コロナ時代の後悔しない移住先」を考えることが大切だそうです。

 

「広い家に住める街」「大規模商業施設が充実した街」「カルチャーを感じる施設がある街」「将来伸びる街」「子育てのしやすい街」「治安のいい街」「医療体制が充実した街」「災害対応や行政サービスが期待できる街」などの項目が移住ポイントだそうです。

 

宮城県岩沼市は、仙台にも近く、東日本大震災の津波から立ち直り、その象徴が「千年希望の丘」。移住者の受け入れにも力を入れているそうです。

 

石川県金沢市は歴史情緒あるれる町並みが残り観光地としても人気ですね。「自然と美食、子育てと教育、仕事と住まい、医療や福祉など、幅広い世代を満足させる環境が充実している」と人気の場所です。

 

兵庫県福崎街・三重県東員町・徳島県北島町・沖縄県南風原町など「ちょっと聞き慣れない」という場所も、移住ポイントが高いそうです。

 

東京一極集中が問題とされていた昨今ですが、ここ数年で、解消が加速し、人々のライフスタイルが多様化していくことは、間違いなさそうですね。