不安と共生する知恵

今日からお盆休み明けの保育園がスタートしました。子どもたちも保護者も日常生活が当たり前に始まります。久々の保育園ですので、泣く子が続出と思いきや、ベビーと1歳児の二人だけ登園時に泣きましたが、すでに、子どもたちは、日常を取り戻しているようです。(笑)

 

特別なお盆休みでしたので、子どもたちの休日も「おうち・近場」中心だったようですが、中には、「初めての海」を経験した園児もいました。どんな環境であれ、子どもたちは充実した夏休みだったようです。

 

今日の寺子屋は、「夏休みの思い出」の絵をかいてもらいました。温泉・・プール・・海・・花火・・おじいちゃんおばあちゃん・・虫とり・・たくさんの思い出を素敵な絵にしてくれました。

 

そして、屋上プールでは、休みの間にファームで収穫した「スイカ」4つを並べて、スイカ割りです。お盆が終わっても、太陽はギラギラのままです。スイカのおいしさがたまりませんね!何個もおかわりする子どもたちです。

 

さて、お盆休み期間中もコロナ禍で、私たちの日常には「不安」が、そこそこにあふれかえっています。学校関係ならば、学習の遅れへの不安がさまざまな不安を誘発しています。学習時間の確保をしなければいけないのに、それをすれば詰込みになってしまうし・・・ジレンマの嵐ですね。感染対策をしながら経済を動かすというのと同じで、二兎を追うことに「矛盾」という不安も出てきます。

 

しかし、少し考え方を変えてみると・・・不安を抱くことは必ずしもマイナスではありません。不安には負の側面だけでなく正の面もあると考えてみることにします。

 

失敗への不安は成功を生む源・・・自己への不安は向上心の源・・・他者への不安は社会性を育む源・・・未来への不安は将来計画を作る源・・・どうですか、このように不安は大事な感情です。不安を感じる自分をそのまま認めれば、不安が様々なものを育む源であることに気が付きます。

 

まずは、私たち大人はコロナ禍において何をするか。そして、子どもたちへ不安と共生する知恵を身に付けてもらうようなアプローチにつなげたいものですね。