94年の歴史に終止符

今日は、涼しくなり、プールではなく普通の屋上遊びです。いつも、屋上遊びを行っている子どもたちですが、8月はプール三昧でしたので、1カ月ぶりに「普通の屋上」です。

 

自転車で思いっきりかっ飛ばし、山ぶどうに似た紫色の実を色水にしたり、しゃぼん玉に夢中になったり、カメや魚のエサやりと、子どもたちは、新鮮な気持ちで遊んでいたようです。

 

寺子屋の時間は、今月19日に行う「秋まつり」のお店屋さんのスタッフを決めました。寺子屋1・2番園児が、「カレーライス」「フランクフルト」「ゲーム」の3つのお店の店長・副店長・スタッフとなります。役割分担が決まると「いらっしゃいませ!」の練習を少しだけやってみます。すでに、子どもたちは、大盛り上がりです。

 

さて、ついに、昨日を持って94年間続いた「としまえん」が閉園となりました。大正時代から続いていたことを考えると、涙する人の気持ちが分かりますね。

 

私も、サラリーマン時代は、会社の福利厚生で、平日に休みをもらって、家族で数十回「としまえん」の常連となっていました。26歳の長女が、まだ歩く前に、子どもアスレチックで大暴れしている「としまえん」のビデオが残っていますが、私も個人的に思い出がいっぱいです。

 

昭和40年に、世界で最初の流れるプールができたのが「としまえん」です。最大5万人が入場したそうです。超蜜な状況ですね。「カルーセルエルドラド」の名前の回転木馬は、1907年ドイツで作られた100年ものの遊具です。アールヌーボー様式の優美な外観とは対照的に、内部はモータートローラーが複雑に組み合わさっているそうです。機械好きには、たまらないですね。

 

お化け屋敷は、当時、人間がお化けになって怖がらせるのが当たり前でしたが、「機械仕掛け」の最新のお化け屋敷が豊島園に登場します。しかし、あっという間に、子どもにも飽きられて、今では「何秒でお化け屋敷を抜け出せるか」というタイムレースの場になっているようです。

 

全国に、有名なジェットコースターがたくさんありますが、「としまえん」のサイクロンが、一番シンプルで、それなりに変化が楽しめて、そこそこ怖くて、私は大好きなジェットコースターでした。フライングパイレーツも一世を風靡しました。

 

フードコーナーも、テーマパークに見られるような、おしゃれだけど値段が高いのではなく、庶民的でリーズナブルでした。私が通っていた頃は、行きつけの中華料理店があって、お腹いっぱい食べたものです。

 

こうやって、語り出すと止まりませんね。(笑)

 

100人いれば、100通りの思い出があるのでしょうが、「としまえん」にかかわった全ての人たちに・・・そして、昭和の時代からずっと活躍してきた遊具たちに「お疲れ様でした。またどこかで会いたいですね」