「教える」姿勢に傾いていないか

保育園に、スペシャルなバッテイングマシーンが到着しました。はい。作りは「おもちゃ」ですが、なかなかのもので、早速、野球好きと新しもの好きの園児たちで、盛り上がりました。

 

ボールをティーの上に置くと、自動的に、ボールが浮き上がります。浮いたところをバットでかっ飛ばすという単純なつくりですが、子どもたちに、バッティングの基本を教えるには、もってこいのマシーンです。

 

保育園で野球が一番上手な年長男の子が、簡単にボールをかっ飛ばします。これを見た他の園児も、「俺だって…私だって…」と次々と挑戦するのですが、バットが空を切ります。それでも、何度か挑戦しているうちに、ボールに当たるようになってきます。こうなると、子どもたちは楽しくなってきます。

 

今日は、好奇心旺盛な、年少3歳児の園児まで、ざっと8人が挑戦しました。一度、屋上でどれだけかっ飛ばせるか、やってみようと思います。

 

さて、北海道美瑛町にある「国立大雪青少年交流の家」に勤務する先生の話です。この先生は、大学を卒業して教員となります。当時は、教員とは「学校教育」を指すものであったそうです。学習指導要領や教科書に沿って、一定の時間内で、既定の学習内容を習得させることに重点を置き、必要以上に手を貸すなど、いつしか「教える」姿勢に傾いていたそうです。

 

ところが、2年前に青少年交流の家に赴任すると、学校現場を離れ、学校を外から見ることで、体験活動を通じて得られる「非認知能力」の習得や、教室では行うことが難しい五感を使った学習方法に触れます。

 

この経験が、子どもたちの自主性を尊重する学習の在り方や子どもとの接し方を見つめ直すことにつながったそうです。

 

時間に余裕を持ったプログラムで「子どもの気付きを待つ」・・・

「失敗を許容する」体制を整え、子どもたちが小さな成功体験を積み重ねる・・・

 

これは、保育園の子どもたちに対しても同じですね。保育園には、小学校の学習指導要領のようなバイブルに縛られることは少ないですが、職員が「教える」ことと「見守る」ことのバランスは、異年齢の環境もあり、園児一人一人バラバラです。

 

子どもたちが「自分で考える」に持っていけるように・・・したいですね。