仮説と検証

今日は、屋上ファームのさつまいも掘りをやりました。5月に子どもたちと苗を植えて、いよいよ収穫です。子どもの顔くらい大きなものから、かわいいサイズまで、泥まみれになって収穫しました。

 

さつまいもと言えば、埼玉県川越市が産地として有名です。一般の観光用として、芋掘りを提供しているだけでなく、幼稚園や保育園の芋掘りにも活用されているそうです。しかし、今年は、コロナ禍で、多くが中止となり、さつまいも農家は大打撃を受けているそうです。

 

コロナ禍で、子どもたちが楽しみにしている行事を何でもかんでも中止にするのはいかがなものかと・・・「芋掘り」中止の訳が分かりませんね。

 

さて、「仮説と検証」は、ビジネスにとっては欠かせない事です。例えば、日本で最初にできたコンビニエンスストア「セブンイレブン」は、その名の通り、最初は7時から23時までの営業でした。

 

その後すぐに、「営業時間が長ければ長いほど売上も利益もあがる」という仮説が立てられたのです。深夜の需要が見込まれると思われ、その仮説は検証され、コンビニ=24時間が一番儲かると実証され、今に至っているのです。

 

しかし、コンビニの乱立や人口減により、深夜の利用客が減り、売上が取れなくなってきました。深夜に働くスタッフも集まりません。深夜営業がデメリットになるコンビニが増えてきたのです。ここで、あらたな仮説と検証が必要になってくるのです。

 

私が若き営業マン時代に、「駅ナカ」での商売を拡大させようと、駅との交渉だけでなく、社内折衝で商品開発を急いでもらったりと、休みもろくに取らないで仕事をした時がありました。駅に店ができると、考えられないような売上が獲得できました。しかし、駅という場所は商品サイクルが短く、ヒット商品もあっという間に売れなくなりました。

 

当時、東京駅の若き担当に「おたくの会社は、仮説と検証がまったくなっていないんですよ。今後、どのような店にしていくべきか、仮説を立てて、検証してください。商売や商品開発は、仮説と検証の地道な繰り返しが大切なのです」と、商談で木っ端みじんに玉砕されたことがありました。まだまだ勢いだけの営業マンだったのです。(笑)

 

さて、保育園ホワイトきゃんばすもしかり・・・「今のままでいいのか?」の仮説と検証を繰り返して運営しています。そして、あなたが所属する会社や組織はどうですか?

 

「仮説」を立て、それを「検証」し、永遠に改革は終わらないのです。